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大型犬の特徴について

抜群の存在感のある大型犬は、温和で落ち着きがあり、魅力ある犬種が多く、世界中から愛されています。
人気の理由は、賢く聡明な従順さと、家族思いの優しい性格をし、一緒に暮らす良きパートナーになってくれるところです。
今回は、飼いやすい犬種別の特徴や特性をご紹介します。

大型犬とは？

一般的な大型犬は、体格の大きさを犬種別に分けて区別され、体重が25kg以上とされています。

大型犬は飼いやすい？

飼主さんのライフスタイルにもよりますが、静かにのんびり過ごすタイプの子が多くみられます。
全体的に、家族に対して深い愛情を示してくれるのも大型犬の魅力といえます。
友好的な性格で、大きな体でありながら、子供のように甘えてくる性格が愛らしいですね。
高い知能と辛抱強さを持っているため、トレーニングがしやすく、学習意欲も高いところが飼いやすさのポイントです。

お迎え前のチェックポイントは？

体格が大きく、パワーがある大型犬を飼育できる環境と心構えをしておきましょう。

・室内の十分なスペースを用意できる
・運動量が多いため、運動に付き合う体力と時間がある
・飼育費用や医療費がかかる
・基本のしつけを行う責任がある
・子供や周囲とのトラブルに予備行動をとれる
・シニア犬の介護時は重くて大変なことがある

初心者向けおすすめ犬種

ゴールデンレトリバー

ゴールデンリトリバーは、垂れ耳にアーモンド型のつぶらな目、金色のウエーブかかった美しい飾り毛が特徴です。
人懐こくて穏やかな性格をしています。
非常に頭が良く、人の言葉を理解して行動したり、洞察力に優れていて、飼主さんの気持ちに寄り添ってくれる愛情深さがあります。
また、鳥猟犬として、ハンターが撃ち落とした水鳥を運ぶ仕事をしていたので、泳ぎも得意で活発に遊びます。
フレンドリーな性格なため、成犬になって知らない人に飛びついてトラブルが起こらないように、マテなどのしつけを行い、制御できるようにしましょう。
運動量が多いため、朝夕の散歩以外にもドッグランに連れて行くのも良いでしょう。

ラブラドールレトリバー

ラブラドールレトリバーは、骨太で筋肉質な体格をした人気の犬種です。
盲導犬やセラピードッグなど、幅広く活躍していることから、人の喜ぶことを判断して行える聡明さがあります。
穏やかで友好的な性格をしており、従順でしつけやすいのも人気の理由です。
人と一緒にいることが好きな犬種なため、お留守番で寂しがる面があります。苦手にならないよう、子犬の頃から上手にお留守番が出来るようにしつけましょう。
子犬期はやんちゃな子が多いですが、成犬になると落ち着きが見られます。
短毛なのでお手入れは比較的簡単でしょう。ラバーブラシで撫でてあげて、皮膚疾患などがないかをチェックしましょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグ

体高もあり、どっしりとした大きな体格で、目の上のタンの色が眉毛のような愛嬌のある顔をしています。
おおらかで愛情深い性格が魅力で人気が高まっています。
人と触れ合うことに喜びを感じる犬種で、子供にも優しく接するので、大家族や多頭飼に向いています。
賢い上、辛抱強く、学習意欲も高いため、トレーニングした分、成長するでしょう。
体重の重さによる関節炎のリスクが比較的に高いため、室内では滑らないように工夫をしておきましょう。

サモエド

もふもふの白い毛におおわれた大型犬です。『サモエドスマイル』と呼ばれる口角が上がった笑顔が多くの人を虜にしています。
温厚な性格をしていて、甘えん坊で知られています。独立心もあり、お留守番はしつけやすいといえます。
被毛は、厚めのダブルコートになっているので、日々のブラッシングはかかせません。
また、白い毛を清潔に保つために、月1回のシャンプーを行いましょう。
サモエドは、寒冷地のツンドラ地帯出身の犬種のため、夏にはエアコンを利用して暑さを軽減してあげましょう。

中級者向けおすすめ犬種

シベリアンハスキー

精悍な顔つきをした大型犬です。
好奇心旺盛で、天真爛漫な性格をしています。
飼主さんへの忠誠心は高く従順ですが、独立心もあり、ベタベタするのが苦手な部分は、マイペースな猫のような性格ともいえます。
もともと極寒の地でソリを引く使役犬として活躍していた犬種のため、日本の暑さや湿度が苦手で、体温の管理をしっかり行う必要があります。
また、豊富な下毛は抜けやすくブラッシングは必須です。

秋田犬

『忠犬ハチ公』として有名な秋田犬は、分厚い耳に素朴な顔は親しみがありますね。
飼主さんに一途に忠誠をつくす忠誠心の高さと素直で従順な性格をしています。
秋田犬は、主従関係がはっきりしていて、リーダーと認めた飼主さんには従うが、飼い主さん以外は同じ家族でも素っ気ないところがあります。
賢く、我慢強さがあり、飼主さんとの絆を築けば素晴らしい家庭犬になります。
また、遊び好きで天真爛漫な面も魅力の一つです。
飼主さんや家族以外には警戒心が強く、突発的なトラブルに繋がることがあるため、しつけをきちんと行いましょう。
難しい時は、プロのサポートを受るのが良いでしょう。

スタンダードプードル

プードルの中でも最もサイズの大きいのがスタンダードプードルになります。
立ち姿には気品がありつつも、くるんと巻いた毛やかわいらしい姿は、まさしく大きなぬいぐるみのようです。
トイプードルの性格と同じく、社交性がありフレンドリーで、誰とでも仲良くなれる性格をしています。
たいへん知能が高く、芸を覚えてくれる子もいます。
毛が抜けにくいことでも知られていて、においも少なめなところが飼いやすいポイントです。
しかし、毛が絡まないようにブラッシングやトリミングは必要です。大型犬であって、カットのスタイリングを楽しめるのは嬉しいですね。
ただし、一般的には大型犬の中でもトリミング代のコストが高額な傾向があります。お手入れの年間のコスト代がかかることも考慮しておきましょう。

ドーベルマン

尖った耳と精悍な顔立ちで引き締まった体格の警察犬として知られています。
護衛犬として活躍してきた歴史から、見た目が恐そうにみえますが、とても甘えん坊なギャップのある性格をしています。
冷静で落ち着いた性格で、家族に忠誠をつくすやさしい気質をもっています。そして、非常に賢く自身で判断して行動ができる知能があります。
トレーニングは、意欲をもって行い飼主さんに褒められるとさらに学習意欲が高まります。
ドーベルマンは、早食いによる胃捻転に特に注意をしておきましょう。早食い防止の食器を利用してみるといいでしょう。

まとめ

今回は温厚な性格で飼いやすい大型犬を紹介しました。
大型犬を飼育するには、時間とコストがかかることや飼主さんが大型犬を受けとめられる体力も必要ですね。
飼育は大変なこともありますが、飼えば、大型犬ならではの喜びを得ることが出来るでしょう。