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賃貸物件でも安心して犬を飼う方法

起こりやすいトラブル5つ

近年、ペット可物件の掲載数も増えて、引越しの機会に愛犬と入居したいと検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
賃貸のペット可物件は、集合住宅の場合が多く思わぬトラブルや退去時に高額な原状回復費用を請求されるなどの可能性があります。
そうならないために、起こりやすいトラブルと事前に回避する予防策をご紹介します。

➀騒音問題

頻繁に問題になるのが、犬の鳴き声や足音が響くなどの騒音問題になります。
絶え間なく鳴き続けてしまうことや、ジャンプ後の着地の振動が階下に壁や床から伝わってしまいます。
犬の感情表現なのである程度は仕方ないと思えますが、近隣の方の感じ方は人それぞれ違いがあり、苦情につながります。

②におい問題

犬と生活をすると、匂いに慣れて飼主さん自身では気づきにくいですが、動物の匂いは、室内の特に壁紙や床材などに染みついてしまいます。
退去時に、強い匂いが残った箇所があれば、消臭クリーニング代の費用がかかります。
また、自分の部屋の匂いがキツイと周辺にも匂ってしまっていることに気をつけたいですね。

③壁紙やフローリング汚れや傷・柱をかじる

壁紙のはがれや、フローリングに傷が残って色が退色してしまうなどがみられます。
犬は、角ばった所をかじるので、柱やドアの下側などを破壊されるケースもあります。
これらも、退去時に問題となり修復が難しいことが多いです。

④共用スペースでのマナー

共用スペースで、リードなしで走らせてしまい他の住人の迷惑になるケースや、ベランダに排泄物を放置して問題になることがあります。

⑤契約違反

契約者が、『小型犬1頭』などのペット可物件のルールを違反して入居してしまう場合は、家主から改善要求がされるか期限を定めて賃貸契約解除を求められることがあります。

トラブルを回避できる予防策5つ

➀防音対策

賃貸物件は、通常の賃貸をペット可に変更して募集されている部屋や、ペット可物件として防音対策がされた部屋では音漏れのレベルは違ってきます。
契約時に確認をして、必要であれば防音対策を行いましょう。
室内で可能な防音対策は、遮音性の高い防音カーテンや防音マットを利用してみましょう。壁や窓に取付が可能な防音ボードなども検討しましょう。
音は排水官を通っても伝わるので、風呂場のドアは閉めておきましょう。
犬が吠える問題は、お留守番中の不安や退屈などからきています。これを取除いてあげると上手にお留守番ができるようになります。
快適な環境を整えて、犬がゆっくり休めるスペースと噛んでストレスが発散できるおもちゃを用意しましょう。

②におい予防策

犬の体臭は、定期的なシャンプーとブラッシングで解決します。
室内は、晴れ間の日には空気を入れ替えて換気を心がけると、匂いがリセットされるのと同時に、埃アレルギー対策にもなります。
トイレ周辺は、消臭スプレーを利用して排泄の匂いが壁や床に残らないようにしましょう。
犬の排泄物を、ゴミ箱に貯めておくと匂いがこもってしまうためこまめに捨てるようにすると匂いを軽減できます。
また、匂いが布に染み込むため、ペットのベッドやクッションは洗濯をして空気清浄器なども利用して室内を清潔に保ちましょう。

③汚れや傷から守る工夫

事前に壁や柱には、腰の高さ位まで、ペットのひっかき傷防止のシートを貼っておきましょう。
壁に沿って家具を配置して、壁面を家具や棚で塞いでしまうと壁紙をはがされることはなくなります。
ドアを掘っていたずらをされないように、ペットゲートを設置しておくと移動などもスムーズに行えます。
フローリングには、ラグやカーペット、クッションシートをひいておくと、犬の爪での傷や汚れ防ぐことができます。
室内のゲージの下には、予めへこみ防止マットをひくとゲージを移動した時に床にへこみ跡がつかないようになります。
また、フローリングの床の色が変色する原因は、給水場所とトイレシートの下になります。
それぞれの下に、防水のシートマットをひいておきましょう。
マットをひいても、端から浸水してカビが生える場合もあるため、定期的にチェックをしましょう。

④共用スペースのルール

前もって賃貸物件の共用スペースのルールを確認して、何がマナー違反になるか把握しておきましょう。
一般的な共用スペースでは、他の居住者へ配慮して犬にはリードをつけて、すれ違う際やエレベーターに乗降する時はリードを短く持ち抱っこをして距離を空けるようにしましょう。
ペット用の賃貸物件には、犬の足洗い場所がある所もあり、譲りあって利用するようにしましょう。

⑤ペット可賃貸の条件

ペット可であっても、飼育頭数や飼育するペットの種類に制限が設けられている物件もあります。
例えば、『犬1頭まで猫NG』など、契約する前に制限内であるのかを確認しましょう。
利便性のいい物件を契約したくて、自分は大丈夫と自己判断で契約をしてしまうと後々トラブルが起こってしまうため、条件に合う物件を正しく選ぶことが大切になります。

比較的吠えにくい犬種を紹介

犬が吠えることは、犬本来のコミュニケーションを行っているので、子犬期からしつけをしていくと上手にお留守番ができるようになります。
そして、個体差はありますが、おおらかな犬種や愛玩犬として作出された犬種は比較的に声が小さく吠えにくいといわれています。

マルチーズ

マルチーズは、紀元前より愛玩犬として人と共に暮らしてきた犬種です。賢く順応性が高く、甘え上手な人懐っこい性格をしています。
たいへんしつけがしやすく、換毛期のないシングルコートなので抜け毛も少ないのが特徴です。
シルキーコートといわれる純白の被毛を美しく保つために、ブラッシングをこまめに行いましょう。短めにカットしたトリミングを行うとお手入れがしやすくなります。

シーズー

穏やかな性格から初心者でも飼いやすいとされている犬種です。
非常にフレンドリーで、人も犬も仲良くなれる社交的な性格をしています。
短頭種で鳴き声が小さく、おっとりしていて落ち着いている子が多いといわれています。
被毛は、シングルコートなので抜け毛の少ない犬種になります。

フレンチブルドッグ

表情豊かな明るい性格で、おおらかなで家族に対して優しく接してくれる優れた家庭犬です。
物覚えが良く、室内では落ち着いて過ごすのが好きで行動はゆったりとしています。
短頭種なので、高い声で鳴くことはめったにありません。

パグ

古くから王室で大切にされてきた世界中から愛される愛玩犬になります。
人懐っこい性格ゆえ警戒心がなく番犬に不向きで無駄吠えをしないといわれています。
しわくちゃな愛嬌ある顔や陽気な性格など多くの魅力のある犬種です。

まとめ

ペット可物件を契約する前に、起こりやすいトラブルを未然に防ぐことができる工夫を知っていると、新生活をスタートする際も対策がスムーズに行えるでしょう。
物件ごとのルールを守って、大切な愛犬と楽しく暮らしましょう。


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