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犬のサマーカット
犬のサマーカット
夏の暑さを少しでも涼しく過ごして欲しいとサマーカットを選ぶ飼主さんも多いのではないでしょうか。
サマーカットは、風通しをよくして皮膚の健康を保つメリットがある反面、意外なデメリットもあります。
愛犬にうれしいメリットや気をつけておきたいことなどをご紹介します。
そもそもサマーカットはどんなスタイル?
夏の時期に、犬の被毛を本来の長さよりも短くバリカンで刈り込むスタイルのことをいいます。
カットのスタイルで、お顔としっぽ以外をカットした『ライオンカット』や丸刈りもサマーカットと呼ばれます。
サマーカットの時期は?
犬の冬毛が抜け落ちる換毛期が春から始まるのに合わせて、5月頃からが適切な時期になります。
サマーカットの適切な長さは?
犬種やサイズにもよりますが、地肌が透けてしまう程の短さの3mmくらいは避けましょう。
12mmから18mmくらいが短くても肌が透けず涼しい印象になります。
毛量も含めて事前にトリマーさんとよく相談してみましょう。
サマーカットのメリット
涼しく快適にすごせる
毛が短く地肌まで風が届くため、熱がこもりにくく涼しく過ごせます。
お手入れのしやすさ
自宅でのシャンプー後のドライヤーでの乾かす時間の短縮になったり、ブラッシングのお手入れも毛玉や絡まりが減るためスムーズに行えます。
皮膚病の予防
湿気で蒸れることなく被毛にハウスダストなどの汚れが溜まりにくく清潔に保つことができ皮膚病の予防になります。
見た目のかわいさがアップする
さっぱりした見た目と、カットのスタイルによってよりかわいい見た目になってうれしいメリットになります。
サマーーカットのデメリット
エアコンの冷房で冷えすぎてしまう
体温調節の役割をしていた被毛を極端に短くしてしまうと、体温調整ができなくて体が冷えすぎて体調を崩してしまう可能性があります。
熱中症のリスク
太陽光が肌に直接あたるために体温が上がりやすく熱中症になりやすくなります。
紫外線のダメージ
太陽光が肌に直接あたるために体温が上がりやすく熱中症になりやすくなります。
草むらでの怪我や虫刺され
皮膚を守る被毛が薄いと、草むらで擦り傷を負ってしまうことやダニに噛まれやすくなります。
防虫効果のある洋服や防虫スプレーでガードしてあげましょう。
毛周期の乱れ
バリカンで刈り込みすぎると、毛周期サイクルが乱れて部分的に脱毛痕になってしまったり、新しい毛が生えてこなくなることがあります。
また、サラサラの毛質がゴワゴワした毛質に変わってしまうことも起こります。
サマーカットに向く犬種と向かない犬種
向き不向きは、トリミングを定期的に必要とする犬種は、比較的に向いていると言えるでしょう。一方、トリミングの頻度が少ない犬種はあまり向いていないでしょう。
また、特にポメラニアンは、毛狩り後脱毛症を起こして毛が生えてこない可能性が高くトラブルが起こりやすいため注意が必要です。
サマーカットに向いている犬種
◇プードル
◇シーズー
◇シュナウザー
◇マルチーズ
サマーカットに向いていない犬種
◇ポメラニアン
◇ダックスフンド
◇コーギー
◇チワワ
まとめ
サマーカットは、極端に短くしないスタイルを選択すると、暑い夏を乗り切るには役立つでしょう。
長さやスタイルを、トリマーさんとよく相談して行ってみましょう。
全身を刈ってしまわないで、脇下やお腹まわりを部分的にカットしてあげれば冷えすぎを防げるのでおすすめです。
また、こまめにブラッシングをして不要なアンダーコートを取除いてあげれば通気性もアップして涼しくすごすことができるでしょう。
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