お役立ち情報
犬のかんたん『持ってこい』のしつけ
『持ってこい』を教えてみよう
子犬の頃の遊びでボールを投げて持ってくるというコミュニケーションがあります。子犬の体力の発散になり運動不足やストレス解消にもとても有効です。
なにより、楽しいふれあいからお互いの絆を深めるのに役立つことは間違いありません。
持ってこいの基本からボールを投げても、持って来なかったり渡してくれないなどの対処方法をご紹介します。
しつけ前の準備
◇ボールやおもちゃ選び
ペット用のボールやおもちゃの中から、犬の口に合った咥えやすいサイズの物を選びましょう。
硬すぎず、重すぎない物が咥えやすいでしょう。
また、お気に入りの小さなおもちゃでも代用できます。
◇興味を持ってもらう
投げて興味があるものでないと追いかけないため、まずは、ボールなどに興味をもって慣れてもらうように、犬の前で転がしてボールの動きに興味をもってもらいます。
また、犬に与えてひとり遊びをさせてみたり、ロープがついているおもちゃなどで引っ張りっこをして遊んだりして、ボールやおもちゃを気に入ってもらうところからスタートします。
◇室内を片づけてから行う
室内の床に、おもちゃが散らかっていると指定の物が判断できなくなってしまうため片づけてから行いましょう。
テーブルなどを移動させて、投げて少し走れるスペースを確保しましょう。
◇集中できる環境
テレビや音楽の音を消して、集中できる環境で教えていきましょう。
『持ってこい』かんたんステップ
ステップ➀
ごほうびのおやつと投げるボールを用意します。
犬に、投げるボールを見せて鼻先に近づけて確認してもらいます。
『持ってこい』など声にだしてから、2mくらい先へ投げます。
ステップ②
犬が走っていって咥えて戻ってきたら、褒めてからおやつをあげます。
おやつを渡す時に、『ちょうだい』と声をかけて、口からボールを外します。
犬がおやつを食べたら、一度、ボールを犬にその場で渡しましょう。すると、犬はもう一度投げて欲しくてボールを飼い主さんへ差出します。
徐々に、投げる距離を長くして試してみましょう。
ステップ③
➀②をくりかえすと、犬がボールを咥えて運んで渡したら、ごほうびがもらえたと学習します。
慣れてくるとおやつがなくても、楽しい遊びとしてボールを投げてもらうのをスタンバイして待ってくれるようになります。
こんな時はどうする?
ボールを追いかけない
ボールに興味が少なくなってきている可能性があります。
違うタイプのおもちゃに変えてみるのも一つの方法になります。
短い距離に、変えてみたりボールを転がしたり投球方法をいろいろアレンジしてみましょう。
犬が集中できる時間が10分くらいなので、持ってこいの遊びに飽きてきている場合は、時間を短くきりあげて他のスキンシップに変更してみましょう。
ボールを持ってきてくれない
ボールを運んでこない時は、持ってこいのルールが理解できてないようなので、飼主さんの所へ運んだらおやつがもらえるということを、最初からしつけをします。
短い距離からスタートして、犬がボールを見つけやすいようにしてみましょう。
このときに、叱ったり無理強いをしないようにしましょう。
ボールを咥えたまま離さない
遊びの中で、わざと離さないで飼い主さんの反応をみている場合があります。
まず、持ってきてくれたことを褒めてあげてから、ボールをすぐ取らないで、しばらくつきあってあげましょう。
そして、犬の鼻先に、おやつを持っていき『ちょうだい』と声をかけると、咥えたボールを離してくれます。
まとめ
飼主さんと犬が楽しんで行うと習得が早く、ボール遊びをして欲しくてお気に入りのボールやおもちゃを飼い主さんに見せにくるようになります。
持ってこいは、部屋の中で雨の日でも運動ができてストレスも発散することができるので楽しく気長に教えていきましょう。
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