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犬の飛びつき解決

飛びつきの理由

犬が嬉しさをめいっぱい表現して飛びついてお迎えしてくれる姿は、とても愛らしいですが、シチュエーションによっては思わぬ事故や他の犬とのトラブルになりかねません。
飛びつき癖の理由としつけやすい対策をご紹介します。

主な飛びつきの理由

◇うれしい気持ちを表現している

嬉しい気持ちのピークで、興奮して飛びついてしまって、甘えてじゃれているパターンが多いです。
犬には、悪気はなくうれしい気持ちやお留守番を褒めて欲しいことなどを伝えています。

◇誤った学習

飛びつきをして、犬にとっていいことがあったと学習してしまったためにくりかえしてしまう。
例えば、飛びついたら撫でてもらえておやつをもらえたなどです。


◇上下関係を確認している

群れの中の上下関係の位置を知るためマウンティングをしている場合があります。
他の犬へは、遊びと力量を確認する意味もありコミュニケーションの中のひとつとして行われています。

◇狩猟本能からくるもの

狩猟本能が刺激されて、動く物に反応して抑えつけたい欲求から飛びつくことがあります。

止めさせたい理由

◇足腰への負担

犬の足腰への負担が大きく、将来には、膝蓋骨脱臼や肢関節脱臼などの病気の発生が懸念されます。


◇怪我や転倒

大型犬で子犬の頃から飛びつきの癖があると、成犬になった時に飼主さんを押し倒してしまったり、小さな子供を引き倒してしまう可能性があり事故につながります。
倒れた際に、怪我をしてしまうことも考えられます。


◇犬が苦手な人

そもそも犬が苦手で距離が近いと怖いと思っている方もいます。


◇洋服を汚してしまう

こちらも、犬には悪気はなく、前足をのせて相手の洋服を汚してしまうことがあります。

飛びつきのしつけ

飛びつき癖の直し方は、前もって飛びつきが起こりやすい瞬間に、他の指示を与えて気を逸らしていくことになります。
この、違うコマンドをくりかえしていくと、次第に飛びつく欲求よりも、おすわりをして落ち着いていると飼い主さんからおやつがもらえたいいことがあった経験を重ねていくことになります。
『おすわり』の指示をだす、これだけで改善されます。
犬が、おすわりをした時に、褒めてあげておやつをあげます。
この時に、飼主さんがしゃがんであげると効果があります。立っていると、余計に飛びついてきてしまうからです。
飛び跳ねて興奮している時に、先におやつをあげないように気をつけて、落ち着いて座った時だけあげるようにします。
外での散歩中では、飼主さんが主導で散歩を行い、人や犬とすれ違う際はリードを短く持ち距離をあけるようにしましょう。

しつけのコツは?

犬が興奮している状況で甲高い声で名前を呼んだり、騒いだりしないことが大切です。
飼主さんが、喜んでくれていると勘違いをして、さらに興奮がエスカレートしてしまいます。
自宅の場合で興奮が収まらない場合は、飼主さんが静かに淡々とその場を通り過ぎてしまうと犬は落ち着きます。

まとめ

飛びつきは、犬の挨拶や愛情表現がメインですが、思わぬトラブルを防ぐために、避けたい場面では、犬を落ち着かせてもっと違うことの方がいいことが起こると好奇心を逸らせましょう。


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