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犬のかんたん『ハウス』のしつけ

ハウストレーニングはなぜ重要?

犬の基本のしつけの1つに『ハウス』があります。これは、ハウスの指示を出して犬がクレートや部屋のケージに自ら戻る行動を指します。
ハウスが出来ていると、犬との生活がしやすくなり様々なことが可能になります。
なにより、犬のストレスを軽減することに大きな効果があり、安心して落ち着けるリラックスできる場所として実効性があります。

主な6つのメリット

◇来客時

来客があった際に、興奮して騒いでしまう犬を落ち着かせるために、ハウスに誘導すると次第に来客時におとなしく対応できる子になります。


◇動物病院に通院

急な診療のために動物病院に行くことになった場合に、クレートやキャリーを嫌って入ってもらえなくて困ってしまわないように、スムーズに入ってもらえるようにしておきたいですね。


◇ペットホテル

ペットホテルでの宿泊時に、部屋の清掃時はクレートに一時的に入れられる場合があります。
不安で暴れてしまわないように、クレートに入ることが出来るようになっていると安心して過ごすことが出来るでしょう。


◇雷鳴・花火

雷や花火の大きな音が怖くて、吠え続けてしまうのを安心できるハウスに入ることで軽減でき犬を落ち着かせることが出来ます。


◇公共交通機関の利用

鉄道や新幹線などの乗り物では、クレートに入れて移動するルールがあります。クレート内で安心して静かにしてもらえると犬の不安が和らぎ周囲に迷惑もなく問題なく乗り物を利用出来ます。


◇災害時の避難所

万が一災害が起こった時に、避難する時と避難所でもクレートに入れて移動して待機することになります。
多くの人混みで、犬が不安になって吠えてしまうことや、ペット同伴の他の犬との接触も防げます。
さらに、周囲への配慮として、飼主さんは相当気を使われると思われますので、愛犬の不安の軽減と飼主さんの安心につながるでしょう。
未来の安心のために、災害セットなど備えておきましょう。

『ハウス』かんたんステップ

しつけの前の準備

犬にハウスとして利用して欲しいクレートやケージを用意します。
クレートやキャリーバックのサイズは、犬が中に入って方向を変えられる余裕がある物を選びましょう。
部屋に配置する場所は、人が頻繁に通る場所は避けて落ち着ける所にしましょう。
愛犬が好きな固形のおやつを用意しておきましょう。
テレビや音楽を消して静かな環境でしつけをスタートします。

ステップ➀

クレートの扉を開けたままで置きます。
クレートから、1Mくらい離れた所に、飼主さんがおやつを持って座ります。
犬の鼻先に、おやつを近づけておやつがあることを分からせます。
飼主さんは、おやつを持ってクレートの方へ犬を誘導します。

ステップ②

犬がクレートの前にきたら、『ハウス』と言って、おやつをクレートの中へ投げ込みます。
くりかえすと、犬はハウスでおやつがもらえてうれしい経験になります。
犬が入る行動とハウスという指示をセットで覚えてもらうためです。

ステップ③

犬がクレートに入っている状態で、顔をこちらに向けている時に、おやつをその場であげます。
クレートの中でおやつを食べるのに慣れてきたら、そっと扉を閉めてみて、また扉をすぐ開けます。
犬にとって、扉がすぐ開くので安心と思ってもらいます。
手順の➀から③をくりかえすと、ハウスと指示を出すと自発的にクレートに入るようになります。

上手に出来るコツは?

おやつのバリエーション

同じおやつではなく、ちがうタイプにしてみたりお気に入りのおもちゃで誘導してみましょう。
子犬にとって、新しい刺激はしつけの習得がぐんと早くなります。

やさしく見守ろう

クレートに入ってから、すぐ出てきてしまうと飼い主さんが抱っこして入れてしまわないこと。
犬にとって、人にやらされているという気持ちになるとハウスに入るのが苦手になってしまいます。
ハウスは、安全でいいことがあった所と覚えてもらいましょう。
そして、犬から自分で入るのをやさしく見守ってあげましょう。

指示は1回だけ

飼主さんは、『ハウス』の指示は1回だけ声にだしましょう。
何度も連呼してしまうと、子犬が混乱してしまいます。声のトーンも気合をいれないようにしましょう。

まとめ

子犬の頃は、遊びたい気持ちが先行してしまい集中力が続くのは5分程なので、ハウスのしつけが飽きてしまわないように、遊びの1つとして取り入れて子犬と楽しみながら気長に教えていきましょう。


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