お役立ち情報
犬のトイレのはみ出し解決!
トイレをはみ出してしまう主なケース
子犬がトイレの場所を覚えてくれたけど、トイレシートからはみ出してしまうという悩みのある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
子犬のトイレのはみ出しは、実は、その子に合ったちょっとしたコツや環境を整えることで思っていたより簡単に解決できるかもしれません。
はみ出し問題のよくあるケースと飼い主さんが対策しやすい方法をご紹介します。
◇トイレのサイズが小さい
子犬サイズの小さなトイレのままで使用している場合は、成長して犬の体に比べてトイレが小さくて、トイレの真ん中で出来ないことがあります。
◇トイレのシートが汚れている
犬は、足元が汚れるのを嫌うため、汚れたシートを避けて綺麗なシートの上で排泄してみたらはみ出してしまうことがあります。
◇かまって欲しくてわざと外す
飼主さんが反応してくれるのが嬉しくて、トイレを失敗してみせることがあります。
◇トイレの場所が気に入らない
ご飯の食器や寝床のベッドのすぐ近くは、綺麗好きの犬にとっては、そこを避けてしまう。
◇トイレの端にしてしまうので、はみ出してしまう
トイレの場所は理解しているが、くるくるまわりすぎて、いざトイレをした時に外してしまうパターンになります。
◇トイレの場所は分かるが、トイレシートを認識していない
場所は、習得して覚えているが、トイレシートの上にすることが、結びつかなくて理解できていない。
◇過去の排泄物の匂い
トイレシートのすぐ近くに以前の排泄物の匂いが残っていてトイレをした匂いの所へまたしてしまう。
◇男の子は足をあげてマーキングをする
男の子は、生後半年頃になると縄張りの意識が強くなってきて足をあげておしっこをしてしまいます。
犬はきちんとシートの上でしていても、足をあげてしているとトイレシートからはみ出してしまうことがあります。
◇病気や認知症の可能性
病気は、膀胱炎などを発症した場合は、排泄のタイミングがつかめずに失敗をしてしまうことがあります。
認知症は、シニア犬なると認知機能などの衰えにより、トイレまで間に合わなくなったり、トイレの場所を間違えてしまいます。
解決のポイントは?
◇トイレのサイズを大きくしてみる
犬がくるくるとまわりすぎてはみ出してしまう場合は、その子にとっては、サイズが小さい可能性があります。使用しているトイレトレーよりも大きいサイズに変更してみましょう。
◇こまめにシートを変えて清潔にしましょう
犬の足がぬれたり、汚れないように、新しいシートに交換してあげましょう。大判のシートよりも、小さめのシートを何枚か利用して汚れた箇所のシートを交換するとシートを節約できます。
◇反応を控える
愛犬がトイレをはみ出した時に、声をあげたり、大げさな反応をすると、喜んでもらって構ってもらえたと勘違いをしてしまい、飼主さんの反応が見たくて、わざと外してしまうので、黙々と片づけましょう。
◇静かな落ち着ける場所
トイレの場所は、静かな落ち着いた所に設置しましょう。
また、犬は、食器や寝床がトイレと近いと排泄を我慢してしまうので距離をとった所を選びましょう。
◇トイレを柵で囲う
トイレの中心の場所を特定するために、トイレをサークルなどの柵で囲ってあげましょう。
トイレトレーに囲いのついた囲い付きトイレトレーの販売されてますので試してみましょう。
◇トイレトレーを使用する
トイレの場所は理解しているが、シートの上ですることが分からない場合は、シートだけ敷くのではなく、ペット用のトイレトレーにシートを敷いてこの上でトイレが出来た時に褒めてあげましょう。
ペット用のトイレトレーは縁があるものを選ぶと境界が分かりやすいです。
◇排泄物のニオイを除去
犬の嗅覚が優れているため、トイレの場所だと間違えているので、過去の匂いの残っている場所は、ペット用の消臭スプレーなどを使って匂いの元をきれいに掃除しましょう。
消臭剤の匂いも残りすぎないように気をつけましょう。
◇男の子が足をあげて出来るトイレトレーへ変更
足を上げておしっこをする男の子の対策は、ペット用トイレのL字型や、真ん中に円柱がついた足をあげておしっこをかけれるトイレに変更してあげるといいでしょう。
マーキングのおしっこは匂いがキツイので、しっかり清掃しましょう。
月齢が5か月を過ぎた頃には、動物病院で去勢手術の日程を決めておきましょう。去勢手術によって、個体差はありますがマーキング行為が少なくなる場合もあります。
◇獣医師との相談
シニア犬の病気や認知症の可能性の場合は、どちらも、早めの治療や緩和ケアのため動物病院を受診しましょう。
まとめ
トイレトレーニングが終わって、問題なくきちんと排泄が出来ていても、はみ出してしまうには、その子なりの理由があります。
くりかえされてしまうと、飼主さんも困ってしまいますが、叱ってしまうと、トイレをすることがいけないことだと思い隠れてするようになってしまうため、叱らずに静かに掃除をしましょう。
また、その子に合った対策や、愛犬が成功した時にしっかりほめてあげると驚くほど改善するでしょう。
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