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犬のドライブの車酔い対策

理由と車酔いのサイン

休日には、車で愛犬と遠出して過ごすのを楽しむ飼主さんは多いですね。車でおでかけした時に、犬も人と同じように車酔いをしてしまう子がいます。
車が苦手にならず楽しいドライブになるように車酔いの予防法など対策をご紹介します。

犬が車酔いする3つの理由

➀車の揺れ

継続して車が揺れると、流れる視界と揺れに耳の三半規管の平衡感覚が乱れてしまうためです。


②車内のニオイ

犬の臭覚は、人の1万倍から100万倍と言われています。車内の芳香剤や消臭剤、タバコやガソリンなどの匂いが強い刺激となってしまいます。


③車への苦手意識

過去に車に乗って嫌なことがあったなどの苦手意識で、不安からストレスになり車酔いを引き起こしてしまいます。

気をつけたい車酔いのサイン

犬がみせる初期症状に気づければ、人と同じで安全な場所で車を止めて車内に外の風を入れて安静にしてあげれば、回復して元気にもどります。
最も気をつけたいのは、重度の症状で嘔吐を繰り返してしまう状態まで具合が悪くなってくると脱水症状を起こしてしまう可能性も注意してあげましょう。
ぐったりして反応が弱い状況であれば、動物病院の受診をしましょう。


◇初期症状
・鳴いたり吠えたりする。
・頻繁にあくびをする。
・立ったり座ったりを繰り返す。


◇軽度の症状
・呼吸が荒くなり大量のよだれが出る。
・鼻水があふれでる。
・体が震える。


◇重度の症状
・嘔吐を繰り返す。
・ぐったりして動かない。
・呼びかけに反応が弱い。
・下痢をしてしまう。

車酔いの対策

わんちゃんがドライブが苦手にならないように、飼主さんが前もって準備できることがいくつかあります。

事前の車酔い対策がポイント!

◇車内の芳香剤を撤去して換気を行うこと。
◇ドライブ中に寝れるように運動をしておく。
◇空腹と満腹をさけるために、出発の2時間前には食事をとる。
◇犬用の酔い止め薬を飲ませる。
◇ペット用のドライブベッドやクレートに入れる。

ドライブ中に気をつけたいこと

◇急停止や急発進はさけ車の揺れを最小限にした安全運転をする。
◇長時間の移動の際は、適宜休憩をとって安全な場所で犬を休ませましょう。
出来れば、犬を車から降ろしてあげるとリフレッシュでき体調も安定します。
◇走行中も、窓を開けて空気の入れ替えを行いましょう。
犬が窓から顔をだしたり飛び出さないように十分に気をつけることも事故を防ぐ大切なことです。

車酔いをしてしまった時は?

一旦、車を止めて犬の状態をよく確認しましょう。外の空気を吸わせて、落ち着くまで様子をみてあげましょう。
平衡感覚がもどるように、落ち着いたら少し外を歩いてみるのもいいでしょう。
嘔吐した場合のために、ビニール袋やウエットティシュなどを常備しておくと万が一の事態に備えることができます。

車に慣れるステップは、楽しみのアップデート!

車に乗って体調が崩れてしまう場合は、過去の経験から車に乗ると病院で注射されたりするのかなと嫌な記憶として覚えているのかもしれません。
この記憶を、車に乗ったら公園で遊んでもらえた、広いドッグランへ連れて行ってもらえた等、楽しいことが待ってると上書きして犬が喜んで車に乗るようにお出かけしましょう。

まとめ

犬も人と同じで大人になっても苦手な車酔いは克服できるとは限らないです。
まったく問題なくドライブ出来てしまう子や体質的に合わない子もいます。
車酔いしてしまう子には、訓練させるのではなく動物病院で用意してもらうペット用の酔い止め薬で対処しましょう。
ドライブ前には、事前に準備できることを行って愛犬の体調に寄り添って休憩をとりながらドライブを楽しみましょう。



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