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フィラリア

フィラリアとは

フィラリアとは、犬の心臓に寄生する形が糸のように細く犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)とも呼ばれます。
フィラリアの幼虫が寄生している蚊に刺される事により感染してしまいます。犬だけではなく猫にも感染し、命の危険を伴います。

感染経路

フィラリアに感染している犬を蚊が吸血することにより、蚊の体内に幼虫のフィラリアが入り、またその幼虫が二回の脱皮により感染力をもつようになります。
フィラリアの仔虫を持った蚊が犬に吸血する事により犬の体内に入り血流に乗り右心室や肺動脈に達し成虫となります。

フィラリアの寿命

フィラリアは感染してから6ケ月で成虫になり寿命は5~6年です。
フィラリアが生むミクロフィラリアは1~2年。
蚊の体内にいるミクロフィラリアは、気温が25℃~31℃の時が最適な温度となり、成長しない温度は15℃以下34℃以上と言われています。

感染後の症状

犬が感染してしまうと感染初期は無症状で数年たってから血管や臓器の機能低下、深刻な症状があらわれます。
次第に元気がなくなり食欲低下してしまい、乾いた咳がでて呼吸が苦しそうになったり、階段を登りたがらず散歩中にとても疲れやすくなります。また、体重が落ちて痩せてしまい、毛艶が悪くなりおしっこに血が混じるケースもあります。

フィラリアの予防法

蚊が出る季節は毎月1回行う

予防法には、飲み薬、スポット剤、注射のいずれかを選んで月に1回行いましょう。
ミクロフィラリアの段階で駆除できる予防薬を、蚊が出る間は毎月、定期的に投与するのが一番良いでしょう。
どの投与が良いのか、また地域により投薬期間が異なる場合もあるため、愛犬がお世話になっている動物病院の獣医師に相談するようにしましょう。
病院により扱っているものも異なります。

まとめ

フィラリアは、蚊を媒体として感染してしまい愛犬もどのタイミングで蚊に刺されるかはわかりません。
フィラリアは、体の中に侵入した幼虫が成虫になる前に死滅させる効果のある薬を、定期的な投与で防げる感染症です。
命にかかわる怖い感染症から大切な愛犬を守るため、しっかり予防しましょう。

また、フィラリア症の有無は、血液検査によって確認することができますので動物病院で診てもらうのもいいでしょう。



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