お役立ち情報Column

  1. TOP
  2. お役立ち情報
  3. 子犬のシャンプー上手なやり方

お役立ち情報

子犬のシャンプー上手なやり方

犬のシャンプーについて

子犬をお迎えして、汚れや臭いが気になりだし、そろそろシャンプーをした方がいいけど、いつからしていいのか迷われる方もいらっしゃいますよね。
もちろん、衛生的に保つために子犬の頃からシャンプーに慣れてくれるとお互いストレスフリーです。
犬のシャンプーは、トリミングサロンや動物病院などで施術してもらうことが出来ます。
今回は、おうちでの初めてのシャンプーをするタイミングや手順とともに気をつけておきたいことなどをご紹介します。

子犬のシャンプーはいつから?

ワクチンプログラムが全て終了してから、少なくとも1週間はあけてからにしましょう。
子犬にとって初めてのお散歩時期の概ね生後4か月頃をめやすにしましょう。
子犬は体力が弱く免疫力も低い時期なので健康状態をよく確認してから、食欲があって元気がある時に行いましょう。

シャンプーする準備を始めよう!

お風呂タイムが苦手になってしまわないように予行練習としてやっておくといいことを行っておきましょう。

体にさわっても大丈夫

子犬が、体を触られることに日頃から慣れさせておきましょう。子犬の爪は、当日に切ると意外と手にあたって痛いため、数日前に短くしておきましょう。

自由に浴室を探検させる

いきなり、浴室に連れて来られると怖がってしまうために、事前に場所慣れしてもらいます。
この場所が安全と分かってもらうために、お風呂場でおやつをあげてみるのも効果があります。

水を流す音

浴室で、前もってシャワーの音を少量から聞かせておいて、当日にびっくりさせないように慣れさせておきましょう。

ドライヤーの音

普段から、飼主さんのドライヤーの音を聞かせておいて慣れさせておきましょう。

必要なお風呂タイムグッズ

◇犬用のシャンプー・リンス(低刺激の仔犬用)
◇洗面器・たらい等のお湯をはれる物
◇バスタオル・・ペット用の吸水性に優れたものもありますが、ふつうのバスタオルでOK
◇ドライヤー ・・・ペット用の物も市販でありますが、人のドライヤーでも大丈夫です。
◇スポンジ・泡立てネット・・・指の腹で洗ってあげることができますが、スポンジがあれば顔まわりなどの洗いに便利です。
◇ブラッシングブラシ・コーム
◇お風呂マット・・・お風呂の床で滑らないように敷いてあげるといいでしょう。

基本のシャンプーのやり方

ステップ➀

ブラッシングで、毛玉をとり毛並みを整える。

ステップ②

洗面器かたらい等にぬるま湯(38℃程)を入れる。そこに、シャンプー液の適量分を投入します。
お湯に手を入れてシャカシャカとかき混ぜて泡立たせます。
泡立てスポンジなどを利用しても、もちもちの泡が出来上がります。

ステップ③

シャワーのお湯をだして、シャワーヘッドを犬の体へ密着させながら、お尻や足元からあてて少しずつ濡らしながら、胸から首筋へあてていきます。
後頭部から背中へシャワーのお湯を流していきます。

ここがポイント!

子犬のお顔の正面からシャワーのお湯をかけないようにすると、子犬が怖がることが軽減されます。

ステップ④

子犬に、順番に泡を洗う箇所へのせていきます。
足先⇒お尻⇒背中⇒頭の順でのせた泡で優しく指の腹でマッサージしていきます。

洗い忘れがちな肉球と耳裏は丁寧に。
子犬の足先を、そっと持ち上げて肉球の間を泡でもみもみして洗ってあげると溜まった汚れがきれいにおちます。
耳は裏返して内側も、泡マッサージして皮脂汚れもおとしましょう。
お顔は最後にスポンジにお湯を含ませて目やにをとり、その後、泡を含ませたスポンジで優しくなでていきます。

ステップ⑤

シャンプーを流します。
流し方の順番は、最初に濡らしていったのとは逆の順番で流します。
頭⇒背中⇒お尻⇒足先となります。

ここがポイント!

お顔を流す時は、子犬の頭のてっぺんにシャワーヘッドを密着させて、子犬の顎を上にあげて鼻に水が入らないようにして行うとスムーズです。

ステップ⑥

リンスを洗面器のお湯に溶かします。
子犬を洗面器にいれて、頭を除く体全体に優しく手ですくってかけていきます。
全体にリンスがなじむように撫でてあげます。
その後、シャワーで流します。
仕上げのリンスは手短に行い、シャワーで流す際に、すすぎ残しが起きやすい脇下や股の間は念入りにシャワーをあててあげましょう。

ステップ⑦

子犬の体全体をバスタオルでつつみ念入りにタオルドライを行います。

ステップ⑧

ドライヤーの温風で乾かしていきます。
子犬の横や後ろ側からドライヤーの風をあててあげるとあまりこわがりません。
同じ箇所にドライヤーをあて過ぎたり、皮膚に近づけ過ぎると火傷になるため注意して行いましょう。
乾かし残りがないかをチェックしながら、ブラッシングをします。
長毛種の子は、コームで毛並みにそってとかしながら毛の絡まりをほぐしてとかします。
乾かし終わったらお風呂タイムを頑張ってくれたことを褒めてあげて終了です。

シャンプーの頻度はどれくらい?

犬種にもよりますが、月1回のペースくらいで衛生的に保つことができます。
子犬の時期やシニア期は、体力がそんなに続かないため、1ヶ月半くらいのペースで体調をよく確認してから行いましょう。

まとめ

子犬のワクチン未接種の時期の足先やお尻まわりの汚れが少ない場合は、濡れタオルやウエットティッシュで拭いて清潔にしましょう。
初めてのシャンプーを行う前に、事前に浴室や水の流れる音に慣れていると子犬にとって不安は減るでしょう。
飼主さんが、やさしく声をかけてあげながら洗ってあげると、子犬との楽しいコミュニケーションになりお風呂好きな子に育つことが出来るでしょう。
飼主さんの時間が取れない場合や慣れないうちは、トリミングサロンや動物病院にお願いしてみましょう。


  • 健康