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犬はどうしてやっているの？

お散歩中に、犬がクンクンと地面などのにおいを嗅ぐことを『クン活』と言われています。
夢中になってクン活をしている子も見かけますよね。
犬が夢中になる理由とクン活の気をつけておきたいことをご紹介します。

クン活をする理由

犬の優れた嗅覚は、人の数千倍～数億倍のわずかなにおいを嗅ぎわけることができ、においを嗅ぐことで様々な情報収集をしています。
これは、犬の本能からの行為で、テリトリーの確認や、さらにお互いのパートナー探しなど情報交換にもなっています。

クン活の大切さ

クン活で集める情報は？

優秀な情報収集能力から得られる情報はたくさんありますが主な例です。

◇他の犬の性別や年齢
◇メス犬の発情の有無
◇他の犬の体格
◇他の犬の健康状態
◇周囲の犬の活動範囲

クン活の大切さ

楽しいお散歩中のクン活は、犬の好奇心から脳の刺激になり、ストレスの発散に効果があります。
たくさん情報を得た達成感で満たされるからでしょう。
犬にとっては、においから分かることを集中して分析して考えることは楽しく、シニア犬になっても長生きの秘訣がそこにあります。
また、犬が初めての場所で集中してクン活をしているのを中断させることは、強いストレスになるため、しばらく様子を見守りましょう。
しばらくして飼主さんが強引にリードを引くのではなく、そろそろ行こうと声をかけて促してみましょう。

クン活の気をつけておくことは？

散歩をするアスファルトには、排尿や糞便などの跡が残っていて、細菌や寄生虫などがいる可能性があります。
特に雨上がりの地面は、排尿などの汚水が流れていることもあり衛生的ではありません。
犬が舐めてしまわないように地面に鼻先がつきすぎないようにみてあげましょう。
また、つい拾い食いしてしまう場合も注意が必要です。

まとめ

犬にとって本能であるクン活が大切な情報収集で、お散歩の楽しみの大半をしめています。
運動とクン活のメリハリのあるお散歩は、犬の体と心の健康を健やかな状態に保つ有効な手段となりますね。
地面の細菌のリスクの対処方法は、排尿跡のない他の場所に優しく誘導して思いっきりクン活させましょう。
外の空気や風を感じて気持ちいいお散歩は、犬とアイコンタクトをとったり、クン活を見守ってあげて楽しんで行いましょう。