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子犬の甘噛みのしつけ

子犬が甘噛みする理由は?

甘噛みとは、子犬がじゃれるように軽く噛むことをいいます。
子犬の甘噛みは、加減して軽めに噛んできますが、時にはかなり痛く怪我をしてしまったり、将来には噛み癖がある犬になってしまわないように子犬期に直しておきましょう。
母犬や兄弟犬と一緒に生活している子犬は、これくらい噛んだら痛いと学んでいます。ひとりで飼われている場合は、飼主さんが噛んではいけないことを教えていきます。
では、なぜ甘噛みをするかを原因から紹介します。

乳歯の生え変わりで歯がむずかゆい

生後4か月頃から、子犬の乳歯がとれて永久歯が生えはじめます。歯茎がムズムズして口の中に違和感があるため。

甘えてじゃれ噛み

飼主さんへ甘えている気持ちと、もっと遊んで構って欲しい気持ちが大きくなって噛んでしまいます。

本来の噛みたい習性

好奇心から、噛んで確認していたり、人の手がヒラヒラと動くと動く物に反応してしまう。

要求噛み

子犬になんらかのストレスがあり、噛んでいると落ち着いてくるため。

甘噛みのしつけはどうするの?

子犬は興奮しやすく、うっかり噛んでしまう時でも、低い声で『痛い!』や『ダメ』などのフレーズを、どれか一つを家族で統一して決めて叱ります。
子犬が甘噛みをしたら、叱ると同時に、飼主さんは、子犬の前から手を見せずに背中で手を組みます。
これは、子犬の興味のある飼主さんの手をかくしてしまうということです。
子犬が落ち着くまで、手をだしません。
この時に、噛んでいいおもちゃを床に置いてあげます。
これを、甘噛みの度にくりかえすと、子犬は、手を噛むと飼い主さんは構ってくれないことが分かります。

しつけの時に気をつけることは?

高い声でしからないこと

高い声でしかると、子犬は飼い主さんが喜んでくれていると勘違いをしてしまいます。低い声でしかるのが基本となります。

犬の名前を呼んでしからないこと

つい、名前を呼んでしまいますが、名前としかられていることが、セットになって覚えてしまうと名前がいやな記憶になり名前を呼んでも来ない子に育つ可能性があります。

オバーリアクションを避けよう

飼主さんの反応が大きいと、子犬が喜んでもらって楽しいと勘違いしてしまいます。

犬に体罰を与えないこと

言うことを聞いてくれなくても、叩いたり、口元をつかんだり、仰向けにして抑えつけたりしては、絶対にいけません。
子犬には、恐怖しかなく強いストレスがかかります。そうすると、要求が通らない時には威嚇するようになります。
飼主さんとの信頼関係は、築けなくなってしまいます。

効果をあげる予防策は?

おもちゃ・犬用ガム

噛みたい要求を満たせるおもちゃや犬のガムを与えます。
飽きないように、いくつか硬さのタイプの違う物を選びましょう。
また、犬のガムは、誤飲事故にならないように犬の口よりも大きめの物にしましょう。ガムを噛んでいる時は、側で見守ってあげましょう。

ストレスをためない

犬がストレスをためないように、コミュニケーションをとったり、お散歩に連れて行ってあげましょう。

噛まない環境作りをする

テレビのリモコンなど、噛まれたくない物は高い位置へ置き、スリッパや靴下を片付けて子犬のおもちゃにしないこと。
犬が噛んでもいい物は、噛んで大丈夫なおもちゃと犬用のガムだけしかないことを分かってもらうために、他をかたづけます。また、電気コードには、電気コードカバーを付けておくと安全でしょう。

まとめ

犬が噛みたい理由が分かると、飼主さん側で噛まれないように工夫したり、噛んではいけない物をしっかりしつけることが出来ます。
子犬の幼稚園やしつけ教室で他の子犬といっしょに学ぶと習得が早いこともあります。
子犬の甘噛みは、生後8か月頃には少しずつ直っていきます。
飼主さんは、子犬と遊びながら焦らず教えていきましょう。
成犬になって、噛んでしまう場合は、体に不調があって痛がっていることもあります。動物病院で診てもらいましょう。

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