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犬のかんたん『お手』『おかわり』のしつけ

『お手』が出来るメリットは?

子犬をお迎えして環境に慣れてきた頃に、子犬とのスキンシップのひとつ、『お手』や『おかわり』をゆっくり教えていきましょう。楽しみながら行うと習得がぐんと早くなります。
お手ができるようになると、子犬との遊びも楽しくなりますが、必ず出来なければいけないしつけではありません。
どうしても、じっとしていられない子や足をさわられるのが苦手な子もいるでしょう。たまたまお手が出来てしまった子もいるかもしれません。
焦らずに、子犬が機嫌のいい時に、集中して5分間くらいの練習にしましょう。

主な4つのメリット

◇犬と楽しくコミュニケーションがとれる。

◇指示を聞ける主従関係の基礎がつくれる。

◇足をさわられることに慣れていると爪切りがスムーズに行える。

◇家族以外の人とのふれあいのきっかけになる。

『お手』かんたんステップ

お手は、飼主さんのお手の合図で前足を手のひらに乗せてもらうことです。お手の言葉と、手のひらに前足を乗せることをセットで覚えてもらいます。

最初は、犬にとっては、お手をしたらおやつがもらえたと学習しますが、おやつを与えなくても飼い主さんからほめられたうれしいい経験で覚えます。

ステップ➀

片手でおやつを握って子犬と向かい合って座る。

子犬の鼻先に手に握っているおやつを近づけるが、まだあげない。

ステップ②

子犬の右前足を、飼主さんのおやつを持ってない手のひらにのせて『お手』と言う。

※この時、乗せた前足を離さないようにつかんだりしないこと。

ステップ③

手のひらに足をのせてもらっている状態で、3秒ほどキープする。

ステップ④

おやつをあげて大げさなくらいに子犬をほめてあげる。

『おかわり』かんたんステップ

おかわりは、犬にお手をしてもらった後に、もう片方の前足でお手をしてもらうことです。

ステップ➀

まず、子犬の右前足でお手をしてもらいます。お手をしてもらった前足は、手のひらから外します。
次に、子犬の左前足を飼い主さんの手のひらへのせて『おかわり』と言う。

ステップ②

手のひらに足をのせてもらっている状態で、3秒ほどキープする。

ステップ③

おやつをあげて大げさなくらいに子犬をほめてあげる。

上手に出来るコツは?

指示は1回だけ

飼主さんは、『お手』や『おかわり』の指示は、1回だけ声にだすこと。

何度も連呼してしまうと、子犬が混乱してしまいます。声のトーンも気合をいれないようにしましょう。

おやつは出来た時だけ

子犬にお手やおかわりが出来る前に、おやつを先にあげてしまわないこと。

飼主さんの指示にきちんと出来た場合に、ごほうびがもらえると教えましょう。

ほめる言葉を統一しておくといい

ほめる時の言葉は、『良し!』『グッド!』『イイ子!』『天才!』など、言いやすい言葉で統一しておくと、子犬が分かりやすい。

まとめ

子犬とのスキンショップになるお手は、かんたんに教えることができます。
気分がのらなくて出来なくて飽きているようだったら、次回にしましょう。
しつけの苦手な子になってしまわないように、焦らず楽しいイメージで行えるのが大事です。

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