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犬のマウンティングについて

マウンティングとは

マウンティングは、犬を飼っている人は見た事があるのではないでしょうか?本来は、繁殖行動の際に行われる行動です。
オス犬が前足でしがみつき腰を振る仕草の事をマウンティングといいます。
実際、人やクッションなど、様々なケースを目にすることがあります。全てのオス犬がするわけではなく、同じオス犬であっても全くしない場合もあります。
オスの行動とみられがちですが、中にはメス犬であっても腰を振る動作をする犬もいることがありますが心配する必要はありません。
オス犬が繁殖行動の練習をしていると言われますが、その他の理由でもマウンティングをする場合がありますのでくわしく紹介します。

マウンティングする理由は?

遊んでもらえていると勘違いしている

マウンティングをされた時に人が笑いながら声をだし、そのままの状態で頭をなでてしまうと、褒められている、遊んでもらえていると勘違いしてしまうのでマウンティング行動をしてしまう場合があります。

飼主さんが毎回かまってしまうと、犬は遊びの延長と思ってしまいます。

興奮しやすい性格

明るい性格やもともと興奮しやすい、陽気な性格の犬はマウンティングしたくなる場面が多くなります。

主従関係の確認をしている

飼い主さんより自分の方が上と考え、主従関係を逆転させようと考えた行動の一つでもあります。

飼主さんよりも上位に立ちたい気持ちと、現状の立場の上下を確認しています。

独占したい

お気に入りのおもちゃなどを触ろうとした時や、飼い主さんへのマウンティングがみられた場合は、誰にもとられたくない、自分の物にしたいと言う独占欲の現れです。

年齢が近いくらいの犬同士のマウンティング

犬同士の年齢が同じくらいや、大人しい子にマウンティングし自分の方が上だと相手にわからせるために行います。

ストレス発散

運動不足によりストレスが溜まりエネルギーを発散させたり、不安な気持ちを落ち着かそうとして行う場合もあります。

マウンティングを辞めさせるには?

散歩中

散歩中に人や他の犬に対してマウンティングをしようとしたら、リードを引き他の犬と距離をとり回避しましょう。
大きな声をだしてしまうと、構ってもらえると勘違いをするので、無言か低い声で『NO,ダメ、ストップ』と言った言葉を一言だけかけましょう。

自宅

犬は無視されるのが非常に効果的になります。自分がした行動により飼い主さんから無視されてしまうとマウンティングすると相手にしてもらえない事も学習していきます。
犬を引き離し10分~15分程無視してみましょう。又は、ゲージやハウスに入れ犬を落ち着かせるのもよいでしょう。

発情によるマウンティング

去勢をしていないオス犬は、ヒート中のメス犬の匂いで発情します。本能的なマウンティングなので悪くはありません。
飼い主さんがしっかりと回避しメス犬だと気づいた時は距離をとってあげましょう。

不妊去勢をする

オス犬は去勢することによりマウンティングの行動が軽減する事もあります。
犬がマウンティングをする行動は、性的な事だけではないため、去勢後や避妊後もマウンティングを行ってしまう場合はストレスなど他の要因もあるかもしれません。

トレーニングをする

愛犬とのトレーニングでおすわり、待て、をしっかりと覚えさせます。マウンティングした時に、おすわり、待て、の声掛けをして、静まるのが理想です。
マウンティングの行動を始める前の子犬の時期に覚えさせておくのが良いでしょう。

まとめ

マウンティングは、繁殖行動の練習や犬にとっての群れの中の序列を確認する行動なのです。
そうであっても、マウンティングをさせていいとは限らない場面もあり、繁殖行動以外にも多くの意味があると知っておきましょう。
そのまま放置する事により、周りとのトラブル、飼い主さんとの主従関係が壊れてしまう可能性もあります。マウンティング行動を止めさせる工夫をしなければなりません。
繁殖行動以外でのマウンティングの原因に対して適切な対策をして、しつけと正しい知識でサポートしていきましょう。


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