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犬のトイレのしつけ

用意するもの

トイレのしつけは、お迎えした日からスタートします。
お家にお迎えして、新しい環境でのトイレトレーの場所とトイレシートに排泄することの2点を学習します。
部屋のあちこちに、トイレを失敗してしまうのは、子犬が部屋全体をトイレの場所と覚えてしまうためです。
そうならないために、トイレの正しいしつけはとても大切ですね。

①ケージまたはサークル

屋根がついたケージか、屋根がないサークルのどちらを選んでもOK


② トイレトレー

犬がトイレトレーの上でくるりと回転できるサイズがおすすめです。体が成長してきたら大きいサイズへ変えてあげましょう。


③ トイレシート

子犬の頃は排泄の回数が多いので、ケージの中にトイレシートは大きいサイズ1枚よりも、小さいサイズを2枚敷くほうがおすすめです。
2枚の隙間が気になる場合には重ねて敷いてみましょう。この方法で、汚れた方だけ取り替えてあげましょう。
犬は、とてもきれい好きなため、トイレシートが汚れている場所では排泄はしません。汚れた場合は取り換えましょう。


④ペット用消臭剤

子犬が、トイレシート以外のフローリングなどに粗相をした時は、ペット用の消臭剤を使ってにおいを掃除しましょう。
排泄のにおいが残ってしまっていると、同じ場所でくりかえし粗相をしてしまいます。


ケージはどこに置くといいの?

静かな落ち着いた場所を選んであげましょう。
窓際の直射日光があたる所やテレビの横は、出来ればなるべくさけましょう。

トイレトレーニングの方法

しつけは、お迎えした日から約1ヶ月間は、ケージの中で飼育することです。
概ね、3週間ほどでトイレを覚えますが、残りの1週間はきちんと出来ているかの仕上げの期間です。
この時に早めにケージから部屋へフリーにすると失敗して粗相をします。
理由は、まだ、トイレをがまん出来る時間が短く、トイレの定位置を覚えていない可能性があるからです。

子犬の排泄のサイン

特に寝起きや遊んだ後、ご飯を食べた後は、床のにおいを嗅いでソワソワし出しその場でくるくると回転を始める子が多いです。

【第1週目】

子犬をケージから出したいけど、出さないこと。まずは、環境が変わったことへのストレスを軽減してあげることです。
子犬は、たくさんの睡眠をとらなければならないので、そっとしておきましょう。すると、ここが安心できる場所だと分かってもらえます。
ケージの中に入れるフード用と水用の食器の位置は、トイレトレーから離して置きましょう。犬は食事する場所が汚れるのが苦手です。


子犬は、相手に要求して夜鳴きする場合があります。
防ぐには、部屋を静かにして、ケージ内が暗くなるように布をかけてみるのが効果的です。
子犬の前から、飼主さんが一旦いなくなり、泣き止んだらもどってくるを繰り返します。
お迎えしてから、鳴いても要求が叶わないことが分かると一週間ほどで鳴かなくなります。

【第2週目】

第二週目から、1日に数回、10分~15分間だけケージの外に出します。この時のポイントは、時間です。
ケージの扉は開けておき、ケージの近くで遊ぶといいでしょう。まだ、行動範囲は広げません。
ケージの外に出すタイミングは、子犬が排泄した時がいいでしょう。


子犬が排泄する→褒める→子犬を出す→片づけるの順番になります。

子犬が、トイレシートの上できちんと出来た場合の褒め方は、さわらず声で褒めてあげましょう。
(まだ、撫でられることが褒めてもらってると分かりません。)

【第3週目】

この週から、ケージの外の遊ぶ範囲を少しずつ広げていきます。
出す時間は、20分くらいと短時間を繰り返します。
この頃には、トイレトレーの上で排泄したら出してもらえることを学んでいます。
子犬を出した時のケージの扉は、開けておきます。


トイレ以外でし始めたら、すかさず子犬をサークルに戻して、扉を閉めます。
続きを中のトイレでしたら褒めて出します。しなければ遊びは終了。これを何日か繰り返します。
普通子犬は排泄中に運ぶとびっくりして続きをすることを忘れてしまいます。
ところがこの教え方は2週目に排泄すれば出してもらえることを学んでいるため、おなかに残っていれば続きをしようとするのです。

【第4週目】

最後の一週間は、きちんと自分でケージに戻って排泄ができるかを確認する週になります。
ケージの扉を開けたまま、出す時間は、30分くらいを目安にします。
もう覚えたと思っても急に何時間も目を離さないようにしましょう。

しつける時のポイント

トイレを失敗しても、声をあげて怒らないようにしましょう。

犬は、どうして怒られたのかを理解できません。
怒られるのを避けるために、排泄をがまんするようになったり、隠れて排泄をするようになります。
または、声をあげて怒られていることを、かまってもらえていると誤解して学習します。
飼主さんは、気持ちを落ち着かせながら静かに片づけましょう。
汚れた場所は、臭いを残さないよう消臭しましょう。

しつけ中は、布製カーペットはしかない

犬は、土や草の上など柔らかい場所で排泄する習性があるため、トイレの近くに布製カーペットや毛足の長いマットをおいてしまうと、足の踏んだ感覚でトイレシートだと勘違いしてしまう可能性があります。

まとめ

幼犬期にトイレのしつけをしっかり身につけることで、愛犬・飼い主さんの両方にとても幸せな時間が過ごせるようになります。
トイレのしつけは、一週間ごとのステップになり、犬を出す時は短時間を守ると成功率が上がります。
覚えるスピードに個体差があるため、ゆっくりと焦らず見守りながら進めましょう。


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