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子犬が留守番上手になるには

犬って留守番できる時間はどのくらい?

近年、ひとり暮らしや共働きで自宅を長時間あけることが多いのではないでしょうか。
一般的には、8時間~12時間程が留守番の限界といわれています。
ただし、個体差があるため留守番が出来る時間は異なります。
子犬は、いたずらをしたり思いもよらぬ行動をとったりすることがあり、シニア犬は、温度変化により体調不良が起こる場合もあります。
なるべく、長時間の留守番はさけましょう。
もし、長時間留守番をさせることになりそうならば、ペットシッターやペットホテルを利用するか、又は、友人に相談してみましょう。

上手なお留守番の6つのポイント

愛犬が留守番上手になるコツとポイントをおさえていきましょう。

①ハウストレーニング

ハウストレーニングは、ケージやクレートをハウスとして愛犬が嫌がらず自分で入ってくれるトレーニングになります。
このトレーニングは、愛犬がひとりでも安心できるようになってもらうためです。
トレーニング中は、ケージやキャリーの扉は、基本的には常に開放しておきましょう。


トレーニングの方法

A おやつでハウス(キャリー)まで誘導する。
B おやつを中にいれる振りをしながら、子犬に『ハウス!』と声をかける
C ABを何度か繰りかえして、犬が落ち着いて中で待てるようになったら、扉を閉めてみましょう。

②ひとり慣れ

愛犬を急にひとりにしてしまうと、不安になってしまうため、飼い主さんは、最初は5分ほど、愛犬におやつやおもちゃを与えて部屋を離れてみましょう。少しずつ、自宅内で愛犬をひとりにする練習をしていきます。だんだん慣れてきたら、短い時間の外出をしてみましょう。

③音慣れ

普段の生活で犬が吠えるのは、インターホンが鳴った時が多いのではないでしょうか。
インターホンが鳴って愛犬が吠えてしまっても、叱らず知らないふりをして、愛犬が静かになったら、静かになったことを褒めてあげましょう。
インターホンの音を録音しておき普段から愛犬に聞かせることで音に慣れさせることも有効な方法です。

④自動給餌器

留守番の時間が長い場合は、愛犬が決まった時間に食事をとれるように自動給餌器を利用するといいでしょう。
そうした場合は、置き餌で一気に食べてしまう犬のフードの量を調整できます。

⑤おもちゃ

留守番中の寂しさを紛らわすために、犬用のおもちゃを用意しておくのも大切です。
犬用のおもちゃは、愛犬の成長にあわせて間違って飲み込まないサイズの物を選びましょう。
噛み応えのあるおもちゃ、壊れにくく持続性のあるものが良いでしょう。
また、ふわふわしたぬいぐるみ系のおもちゃが好きな子も多いです。

⑥電気はどうするの?

普段の生活どおりの環境で過ごすことで犬は落ち着いて留守番をすることができます。
暗くなって帰宅するようで、普段つけているのであれば電気をつけたままで良いでしょう。
タイマーなどで時間設定を行って、夜間になると照明が点灯するように工夫すれば、愛犬の不安も解消されるでしょう。

『分離不安』に気をつけましょう

分離不安とは、留守番中にひとりぼっちの不安から問題行動を起こす状態をいいます。
物を壊したり、粗相をする場合がありますが、留守番中の失敗を叱るのはやめましょう。
犬は、失敗を強く叱られると褒められていると思い、飼い主さんの関心を引くためにわざとイタズラをするようになることもあります。
留守番に不安を感じなくなると、症状が改善されていきます。
分離不安には様々な症状や個体差があるため、獣医やドッグトレーナーに相談しましょう。

まとめ

留守番上手になるには、少しずつひとり慣れをしてお家が安全で楽しい場所になるよう普段からのコミュニケーションをとりましょう。


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