コラム
「スコティッシュテリア」の性格・見た目・寿命などを解説
スコティッシュテリアの性格
性格について
飼主さんには、従順で深い愛情をしめしてくれます。とても知能が高いため家族の喜ぶことを率先して行います。
表情が豊かで機敏な動きから気持ちが伝わってくるかわいらしさも魅力です。
また、テリアらしくプライドが高く喧嘩っ早いところがあります。
他の犬と喧嘩しないように、犬同士の挨拶などを幼少期から慣れさせておきましょう。
スコティッシュテリアの特徴って?
見た目について
面長な顔立ちに凛々しい眉毛とあごひげの飾り毛が特徴的です。
さらに、胸元より下やお腹からおしりには、スカートと呼ばれる長い被毛に覆われています。
地中にもぐって狩りをしていたことから、短足で胴長のがっしりした体型をしています。
被毛について
ダブルコートの被毛は、硬いワイヤーコートの上毛と柔らかい下毛です。
ワイヤーコートは絡まりやすいため、週に数回のブラッシングをしてあげましょう。
テリア犬種向けのブラッキング(間引く)というトリミングを行うこともあります。
毛色について
・ブラック
・ウィートン(小麦色)
・プリンドル(小麦色に黒色が混じった色)
寿命について
平均寿命:12歳~15歳
スコティッシュテリアのルーツ
イギリスのスコットランド地方の土着犬が祖先といわれています。
アナグマやカワウソ猟の狩猟犬として活躍をしていました。
1900年にケンネルクラブに登録され、上流階級のサロンなどで人気がではじめ、1940年には世界的にブームとなります。
アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトの愛犬として有名です。
その後、アパレル会社の広告に登場して世界中で愛される犬種となりました。
スコティッシュテリアを飼うにあたって心配な病気
脂漏症
遺伝性と免疫力が低下して起こる場合に分かれます。症状についても、乾性でフケがあるものと湿性で肌がベタベタするなど様々です。
定期的なシャンプーで清潔を保ち、慢性化する前に皮膚に変化があれば動物病院で診てもらいましょう。
悪性腫瘍(がん)
犬のがんは、見た目には皮膚にしこりができたりリンパ腫がはれてくる場合があります。
小さな変化もそのままにせずに、動物病院を受診してみましょう。
特定の腫瘍は、避妊・去勢手術によって発症の確率をさげるといわれています。
将来の発症のリスクを避けるために考えておくといいでしょう。
フォン・ヴィレブランド病
フォン・ヴィレブランド病は、止血に重要な役割を果たすフォン・ヴィレブランド因子の機能が正常に働かず生まれつき不足していることが原因となります。
乳歯の生え変わりの時などに、血が止まりにくいケースもあります。
もしもに備えて、血液検査で確認しておくといいでしょう。
まとめ
スコティッシュテリアは、最古のテリア種といわれテリア独特の独立心をもっていることから頑固というイメージで語られます。
短足で駆け寄ってくる姿はかわいらしく、威厳のある風貌も魅力のひとつです。
小さくてもたくさんの運動量が必要なので、毎日の散歩はかかせません。散歩や遊びでコミュニケーションが増えていくと信頼関係を築きやすくなります。
また、家族以外の小さな子供や犬に対して攻撃姿勢をとることがないように、子犬時期にしっかりと社会化のトレーニングを行いましょう。
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