コラム
「フラットコーテットレトリバー」の性格・見た目・寿命などを解説
フラットコーテットレトリバーの性格
性格について
高い学習能力を持っており、優しい性格でとても人懐っこいので飼いやすい優れた家庭犬になります。
遊ぶことが好きで子供や他の動物に対しても友好的です。番犬としては向いていない犬種です。
いつもご機嫌でテンションがあがって、はしゃいでしまうことはありますが、攻撃的になることはありません。
しかし、大型犬の行動をしっかりコントロール出来るように、子犬の頃からしっかりとしつけは行いましょう。
フラットコーテットレトリバーの特徴って?
見た目について
艶のある長毛が美しくスマートな体型をしたレトリバーになります。
被毛について
フラットコーテットレトリバーは、ストレートの毛のダブルコートになります。中には多少ウェーブがかかっている個体もいます。
換毛期は、普段より抜け毛が多くなるので毛の絡みなどを無くすのにも日々のブラッシングはかかせません。
毛色について
毛色は、単色から混合色まで色々とあります。
・ブラック
・レバー
寿命について
平均寿命:10歳~13歳
フラットコーテットレトリバーのルーツ
イギリスでは、古くから作業や猟犬としての能力も高く水陸両用の鳥猟回収犬として活躍していました。
イギリス原産の犬なのですが、はっきりしたルーツは分かっていません。
ラブラドールレトリバーやカーリーコーテットレトリバーが先祖ではないのかと言われたり、小型のニューファンドランドやチェサピークベイレトリーバが先祖ではないのかという説が複数あり定かではありません。
1860年にドッグショーに登場した際の名前は、ウェービーコーテッドレトリバーと呼ばれていました。
元々はウェーブがかった被毛をしていましたが、改良を重ねウェーブだった毛はフラットに変化したことから、呼び名もフラットコーテッドレトリバーになりました。
フラットコーテットレトリバーを飼うにあたって心配な病気
股関節形成不全
成長する過程で股関節が歪んでしまい脱臼などを起こす病気になります。
遺伝性疾患ですが、早期発見により有効な治療が行えます。
悪性腫瘍(がん)
犬種全体で見ても悪性腫瘍を発症しやすい犬種です。中でも骨肉腫は大型犬に多く見られ、手足にできやすく発症すると痛みが現れます。 また、移転性の高いがんのため、そのままにしておくと肺などにあっという間に移転してしまいます。 治療法としては、外科手術や抗がん剤の投薬治療などがあります。 歩く際に足を引きずって歩く、痛がるしぐさなどのサインが現れたら、すぐに病院に連れて行ってあげましょう。
進行性網膜委縮症
目の中の網膜が少しずつ委縮し徐々に見えなくなってしまう病気になります。
両目で起こり、少しずつ進行していき、初期症状はとてもわかりにくく、突然見えなくなってしまったと感じる事も多いようです。
飼い主さんが視力低下に気付きにくい場合が多く最悪失明にまで至ってしまいます。
まとめ
光沢があり滑らかな毛並みで人気の高いフラットコーテットレトリバーを紹介しました。
作業能力も高く賢くて人気のある犬種ですが、運動量も多いためしっかりと運動はさせてあげましょう。
飼育の環境もゆとりのあるスペースを確保してあげる事が大切になります。
大型犬種ならではの費用がかかりますので、お迎え後も飼いきれるのかをきちんと計画を立てお迎えしましょう。
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