コラム
「ブリュッセル・グリフォン」の性格・見た目・寿命などを解説
ブリュッセル・グリフォンの性格
性格について
陽気で明るく遊び好きな性格をしており、飼い主さんにはとても忠実で愛情深く接してくれる犬種になります。
飼主さんを楽しませるように、遊びに誘ったり甘えたりとてもかわいい性格をしています。
おっとりして穏やかで頑固な一面もありますが、頭がとても良く物覚えも良いです。
ブリュッセル・グリフォンの特徴って?
見た目について
小さな体に対して顔が大きく見えるのは口ひげがあるからです。鼻ペチャで愛嬌がありとても可愛らしいです。
体格は、体高と体長が同じ長さからバランスのいい正方形をしています。
被毛について
ブリュッセル・グリュフォンは硬くて粗い剛毛のシングルコートになります。
抜け毛は少ない方になりますが、被毛が細く絡みやすいので週に数回はブラッシングなどしてあげるのが望ましいです。
暑さに弱いので夏場はエアコンで温度調整してあげ快適な環境を保つ事も大切になります。
毛色について
ジンジャー(赤みがかったブラウン)
寿命について
平均寿命:10歳~15歳
ブリュッセル・グリフォンのルーツ
ブリュッセル・グリュフォンは、ベルギーのグリュフォンの中で代表的な犬種です。
15世紀以前からベルギーでは、小型犬が農場や家畜の小屋でネズミ捕りで活躍していたといわれています。
ブリュッセル・グリュフォンは、様々な犬種との混血の結果、独特な風貌で誕生した個性溢れる犬種です。
18世紀になると、ベルギー王室で王妃に愛されていたといわれています。
19世紀にはパグとの交配により短頭種の特徴がより強くなりました。
19世紀の後半には、ブリュッセル・グリュフォンの人気が高まり大ブームを起こします。そうした中、犬種の改良が行われて新しく2つの犬種が生まれます。
1つ目は、被毛がまっすぐで短毛の『プチ・ブラバンソン』が誕生し、2つ目は、黒く被毛が長い『ベルジアン・グリフォン』となります。
どちらの犬種も、ブリュッセル・グリュフォンとそっくりなのですが、国によっては区別されており、日本でも3犬種は別の犬として登録されています。
ブリュッセル・グリフォンを飼うにあたって心配な病気
短頭種気道症候群
顔や首の構造上、呼吸がうまくできない事がありその名称を短頭種気道症候群と言います。
気管が潰れる気管虚脱、鼻の穴が狭くなる鼻腔狭窄、上あごの肉が垂れる軟口蓋過長になどにより息遣いが荒くなり、呼吸困難やいびきのような呼吸になってしまいます。
白内障
眼が白濁し視力がなくなってしまう病気になります。加齢により発症する事が多く白内障を放置してしまうと、網膜剥離になる場合があるため注意しましょう。
逆さまつげ
まぶたの内側など本来生えない場所からまつ毛が生えてしまい、まつ毛が目などを傷つけ、瞬きの増加、涙の増加、目ヤニの増加、目の周りの腫れなどの症状が現れます。
まとめ
愛嬌のある見た目のブリュッセル・グリュフォンを紹介しました。
とても人懐っこくて優しい性格なので飼いやすい犬種です。
頑固な一面もあるので、子犬の時期にしっかりとしつけする事により良い家庭犬になります。
ペットショップなどでは見かける事がないレア犬種なので専門ブリーダーさんからお迎えするのが近道になります。
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