コラム
「ケアーンテリア」の性格・見た目・寿命などを解説
ケアーンテリアの性格
性格について
陽気で活発で飼い主にはとても忠実ですが、テリア気質な頑固でゆずらない一面もあります。家族に愛情深く明るい性格なので子供と遊ぶのも大好きです。
とてもさみしがり屋な性格をしているので長時間のお留守番は苦手な子が多いです。お留守番の時におもちゃを与えたりなど子犬期からお留守番に慣れてもらうようにしましょう。
ケアーンテリアの特徴って?
見た目について
顔の周りに飾り毛があり、他のテリア種に比べて幅広で可愛らしい顔をしています。
がっちりとした体形を持ち、小型犬なのですがしっかりした印象を持ちます。
被毛について
ケアーンテリアは、上毛と下毛のあるダブルコートになります。
この犬種のトリミングは、プラッキング(ストリッピング)と言う手法を行います。
ブラッキングは、バリカンやハサミを使用せず毛を抜くことで新陳代謝を促し、テリア本来の硬い毛にするために行うトリミングになります。
ケアーンテリアは少し皮膚が弱い個体が多く、皮膚の刺激により皮膚が強くなる事があると言われています。
プラッキングは、通常のトリミング料金に比べ高くなってしまいます。
ダブルコートのため、暑さには弱いので暑い季節などはエアコンなどで温度調節をしてあげましょう。
毛色について
ブリンドルに関しては、生涯で何度も毛色が変わった事もあると言われています。
クリーム、ブラック、ブルー、レッド、グレー、ウィートン、サンディ、ブリンドル
寿命について
平均寿命:12歳~15歳
ケアーンテリアのルーツ
ケアーンテリアは、15世紀頃まで遡る歴史があり、スコットランドが原産国のテリア種の中で最も古い犬種になります。
ケアーンとは、スコットランドの言葉で境界線や石積みのことをいいます。石畳などの隙間の狭い所にいた哺乳動物の狩猟をしていたため、ケアーンテリアと名付けられました。
狩猟犬として長らく活躍していましたが見た目の可愛さから、狩猟犬としてだけではなく家庭犬としても飼育されるようになっていきました。
1939年には、『オズの魔法使い』で主人公ドロシーの愛犬トト役を担当したことがきっかけになり、アメリカで人気犬種となりました。
日本でも注目された時期もありましたが、現在では飼育数も少なくブリーダーも少なくなっています。
ケアーンテリアを飼うにあたって心配な病気
進行性網膜委縮症
目の中の網膜が少しずつ委縮し徐々に見えなくなってしまう病気になります。
両目で起こり、少しずつ進行していき初期症状はとてもわかりにくく、突然見えなくなってしまったと感じる事も多いようです。
飼い主さんが視力低下に気付きにくい場合が多く失明にまで至ってしまいます。
慢性腎不全
腎障害があり、長い経過をたどり腎臓の働きが徐々に低下し元気や食欲低、嘔吐と言った尿毒症状見られます
皮膚病
皮膚病の症状はその原因によりさまざまです。多くは痒みと炎症を伴います。
シャンプーなど定期的に行っているにもかかわらず、しきりに体をかいたり床にこすりつけたりした場合は病院を受診しましょう。
まとめ
ケアーンテリアは毎日のお手入れ、運動が必要な犬種になります。
小型犬の割に運動量は多めになりますので、体力のある方や散歩の時間を長くとれる方に向いています。
日本ではかなり希少な犬種なので、ペットショップでは見かける事はなく専門のブリーダーさんなどから迎え入れる方法となるでしょう。
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