コラム
「スキッパーキ」の性格・見た目・寿命などを解説
スキッパーキの性格
性格について
陽気で明るくて好奇心旺盛な性格をしています。明るい性格から、いつもかわいい笑顔をみせてくれるかわいらしいところがあります。
また独立心・警戒心が強いため、見知らぬ人に対し警戒しやすい場合があります。
たいへん賢いため、いたずらをして飼主さんの気をひこうとすることもあります。子犬の頃からしつけは行いましょう。
スキッパーキの特徴って?
見た目について
キツネに似た顔にバランスのとれた子熊のような小型犬です。
被毛について
長毛とまではいきませんが中ぐらいの長さで、ダブルコトートになります。
日々のブラッシングはもちろんの事、定期的なシャンプーはしてあげましょう。
換毛期には抜け毛が多いため、ブラッシングのお手入れをしましょう。
また寒さには強いのですが、夏の暑さは苦手なのでエアコンなどで温度の調整は必要になります。
毛色について
・ブラック
・フォーン
・クリーム
・ゴールド
寿命について
平均寿命:12歳~15歳
スキッパーキのルーツ
ベルギー原産の犬で15世紀には存在したと言われています。ポメラニアンやスピッツに似ている事から、北方系のスピッツが起源ではないかと考えられていますが定かではありません。
スキッパーキには、2つの有力とされる説がありずっと議論が続いています。
1つ目の説は、ベルギーでは船乗りの事を『スキッパーキ』と言った事から、船の番犬として飼われていたと言われるのですが、スピッツ系のキースホンドが、船の番犬として飼われていた事から混同したのではと言う話しがあります。
2つ目の説は、フランダース地方のルー・ベルーナと言う外見のよく似た牧羊犬を先祖とする説です。小型化にしてネズミの駆除などに用いられたのがスキッパーキと言う説です。
どちらの説が本当に正しいのかは定かではありません。
スキッパーキが世界に知られるきっかけは、ベルギー王妃の一目惚れからだといわれています。
後に、イギリスやアメリカへ紹介されていきました。
スキッパーキを飼うにあたって心配な病気
白内障
眼が白濁し視力がなくなってしまう病気になります。
加齢により発症する事が多く白内障を放置してしまうと、網膜剥離になる場合があるため治療を進めましょう。
膝蓋骨脱臼
膝の皿の骨が正常な位置から外れてしまうことをいいます。
先天性と後天性があり、先天性は生まれつき膝の関節を覆う筋肉や骨の形などに異常があり、それが原因で脱臼を起こしてしまいます。
後天性の原因は、物理的なケガの影響や生活環境で発症します。室内であっても高い所から飛び降りたり滑りやすい床の上での生活などを避けましょう。
レッグ・カルベ・ペルテス病
大腿骨の一部が正常に形成されず歩行に支障をきたしてしまう病気になります。
特に1歳未満の子犬に多く現れる傾向があります。
歩き方が不自然ではないかチェックしてあげましょう。放置してしまうと筋肉の萎縮に繋がってしまい日々の生活に支障をきたしてしまいます。
スキッパーキは親からの遺伝で発症してしまう事が多いと言われています。
まとめ
スキッパーキは、人懐っこい性格から家庭で飼いやすい犬種になります。
小さな体ながら、筋肉の良く発達したバランスの取れた体格をしており、耳はピンッと立った三角形になりとても魅力あふれる珍しい犬種になります。
小さくて真っ黒な毛色から「リトルブラックデビル」や「黒い弾丸」と呼ばれる事もあります。
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