コラム
「イングリッシュコッカースパニエル」の性格・見た目・寿命などを解説
目次
イングリッシュコッカースパニエルの性格
性格について
明るく社交性がありとても陽気な性格をしています。飼い主さんにはとても従順で愛情深く忠誠心もある犬種です。
とてもフレンドリーなため、家族や他の動物とも仲良くできるので家庭でも安心して飼うことができます。
甘えん坊で人と一緒にいる事を好むため、屋外での飼育は向いていない傾向があります。
イングリッシュコッカースパニエルの特徴って?
見た目について
美しい飾り毛の長い耳に上品な見た目をした中型犬です。
体高が体長より長く胸は厚みがあり、がっしりとした体格をしています。
被毛について
イングリッシュコッカースパニエルは、上毛と下毛があるダブルコートになります。
また、ふんわりと柔らかいウェーブがかった毛のお手入れには、こまめにブラッシングをしましょう。換毛期の時期などは抜け毛が多くなります。
毛色について
イングリッシュコッカースパニエルは、ソリッド(単色)以外にも様々な毛色があります。
ソリッド(単色)、ブラック、レッド、ゴールド、チョコレート、ブルーローン(ホワイト&ブルー)、オレンジローン(ホワイト&オレンジ)、レバーローン(ホワイト&レッド)、パーティカラー、チョコレートローン(ホワイト&チョコレート)、トライカラー、ローン(ホワイトの下地に様々な色のグラデーションが入る)
寿命について
平均寿命:12歳~15歳
イングリッシュコッカースパニエルのルーツ
古くからイギリスでは、陸地での猟で活躍していたのが、イングリッシュコッカースパニエルの先祖と言われております。
イングリッシュコッカースパニエルの猟は、山鳥を飛び立たせて猟師により撃ち落された鳥を回収する仕事になります。
猟犬として活躍していましたが、愛好家達が猟犬としての要素を削ぎ落して愛玩犬への改良を行っていきました。
イギリスとアメリカの愛好家たちの意見のそりが合わず、アメリカに渡ったイングリッシュコッカースパニエルは改良されたのち、アメリカンコッカースパニエルとして独立する事になりました。
現在、イングリッシュコッカースパニエルとアメリカンコッカースパニエルは、別の犬種として扱われています。
独特のウェーブがかかりしっかりとした体形に、明るく陽気で活発なイングリッシュコッカースパニエルは、母国イギリスで根強い人気を誇る犬種です。
イングリッシュコッカースパニエルを飼うにあたって心配な病気
外耳炎
外耳炎とは、耳の穴の入り口から鼓膜までの通り道である外耳道(垂直耳道と水平耳道)で炎症が起こっている状態のことです。
日頃から耳のお手入れはかかさずケアしてあげましょう。最悪の場合、聴覚障害を引き起こしてしまう事もあります。
悪化してしまった場合は点耳による治療を開始して悪化を防ぐのが重要です。
股関節形成不全
成長する過程で股関節が歪んでしまい脱臼などを起こす病気になります。
遺伝性疾患ですが、早期発見により有効な治療が行えます。
激怒症候群(スプリンガー・レイジ・シンドローム)
激怒症候群は、静かだった犬が前触れなく狂ったように暴れ咬みついてきます。
先天的疾患で脳内の病気のため、抗てんかん薬の治療を進めていきます。
スパニエル系・テリア系・レトリバー系にみられるといわれています。
まとめ
家庭犬にとても向いているイングリッシュコッカースパニエルを紹介しました。
イングリッシュコッカースパニエルは、頭も良く性格も良い事から飼いやすい犬種になります。
とてもしつけしやすいですが、繊細なのできつく叱らず褒めて教えると楽しんでやってくれて習得が早くなります。
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