コラム
「ワイヤーフォックステリア」の性格・見た目・寿命などを解説
ワイヤーフォックステリアの性格
性格について
ワイヤーフォックステリアは、典型的なテリア気質を持つ活発で好奇心旺盛な遊び好きな犬種です。
非常に賢いため自分で判断して行動します。
警戒心が強く興奮しやすい面があるので、小さい頃から社会性を育てるようにしましょう。
ワイヤーフォックステリアの特徴って?
見た目について
折れた耳に長いマズルと、バランスのいいスクエア型で足の長い体型が特徴です。
被毛について
被毛は、トップコートが短く縮れていてワイヤーのような硬いさわり心地です。
ダブルコートで硬く抜け毛は少なめですが、皮膚の通気性を良くして衛生に保つように週2回~3回を目安にブラッシングを行いましょう。
毛色について
毛色のベースはホワイトで、顔や耳にブラックやブラック&タン(黄褐色)の毛色がはいります。
寿命について
平均寿命:13歳~14歳
ワイヤーフォックステリアのルーツ
ワイヤーフォックステリアの起源は、はっきりとしたことは分かってないようですが、ウェールズ地方のブラックアンドタンテリアが祖先犬ではと考えられています。
18世紀後半にイギリスの貴族のスポーツとしてキツネ狩りが流行していました。
キツネの巣穴に勇敢に挑むために、犬種の改良が行われていきました。
当初は、赤茶褐色の被毛をしていたため、キツネと間違えて射殺されてしまうことがありました。
毛色をキツネと区別するように、白色のスムースタイプとの交配が積極的に行われるようになります。
ドッグショーに出場するようになってからは、スムースのフォックテリアとワイヤーフォックステリアは、個別に分けられることになりました。
1900年代には、この2種の異種交配は禁止されています。
現在では、キツネ狩りではなく家庭犬として愛される犬種です。
ワイヤーフォックステリアを飼うにあたって心配な病気
二重睫毛
人では逆さまつげといわれる、まぶたの内側にもまつ毛が生えてしまい絶えず目を刺激してしまうため、目やにや痒みなどの症状がでます。
発症した場合は動物病院で刺激しているまつ毛を抜いてもらいましょう。
皮膚炎
皮膚に炎症が起こり、湿疹や脱毛といった症状がでる病気です。
多くの皮膚病は、早めに処置すれば重症化や慢性化を抑えることができます。体を搔いたり気になる行動をしていたら早めに病院を受診しましょう。
外耳炎
外耳炎とは、耳の穴の入り口から鼓膜までの通り道である外耳道(垂直耳道と水平耳道)で炎症が起こっている状態のことです。
日頃から耳のお手入れはかかさずケアしてあげましょう。最悪の場合、聴覚障害を引き起こしてしまう事もあります。
悪化してしまった場合は点耳による治療を開始して悪化を防ぐのが重要です。
まとめ
ワイヤーフォックテリアは、小型犬ながらとてもエネルギシュでスタミナがあります。
一緒に楽しい遊びを外で思いっきりさせてあげるのもいいでしょう。
また、気が強い反面、飼主さんには従順で芸を覚えるのが得意です。犬と遊びたい家庭には良き家庭犬になります。
しつけでは、ワイヤーフォックステリアは、吠える声が大きめなので要求吠えにすぐ対応せず、しばらくは無反応で無視をして根気よくしつけを行うことが求められます。
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