コラム
「ラフコリー」の性格・見た目・寿命などを解説
ラフコリーの性格
性格について
ラフコリーは、とても賢く穏やかで優しい性格をしています。
飼い主さんにとても忠実で、献身的で洞察にも優れており、人の感情に敏感なところがありますので落ち込んでいる時などは、そっと寄り添ってくれる優しい犬種になります。
交友的な一面もあり多頭飼いや子供がいる家庭でも飼いやすいです。
ラフコリーの特徴って?
見た目について
首まわりの豪華な飾り毛に優美な見た目が特徴的な犬種になります。
姿が似ているシェットランドシープドックとの違いは、 シェットランドシープドックは中型犬、ラフコリーは大型犬になり大きさが違うところになります。
後は、スタンダードとして認められている毛色の違いがあります。
ラフコリーの認定色は4色、 シェットランドシープドックは7色となります。
被毛について
ラフコリーには2種類の被毛があり、長毛と短毛種が存在します。ラフコリーの被毛は、ボリューム感があり綺麗な長毛のダブルコートになります。
ダブルコートになるので、換毛期の時期は普段より大量の抜け毛があります。
ラフコリーのお手入れは、ブラッシングなど日々のケアをしてあげる事で、美しい毛並みを保つ事ができます。お手入れの道具は、スリッカーとピンブラシ、コームなどを使いケアしてあげましょう。
毛色について
・ホワイト
・ブラック&ホワイト
・セーブル
・マーブル
寿命について
平均寿命:13歳~15歳
ラフコリーのルーツ
16世紀頃から、スコットランドで羊などを外敵から守る牧羊犬として飼われていました。
1860年にはヴィクトリア女王が、ラフコリーを見て気に入りイギリスに連れて帰ると、瞬く間に貴族や上流階級の間で愛玩犬として人気となり大流行しました。
また、映画『名犬ラッシー』で一躍有名となり、日本では1975年代に放送され、その後コリーブームとなり身近な犬種となりました。
ラフコリーを飼うにあたって心配な病気
コリー眼異常(コリーアイ)
コリー眼異常(CEA)は遺伝性の目の疾患です。
症状は個体差がありますが、軽度であれば無症状な事も多いですが重度となれば失明してしまう可能性もあります。
常染色体劣性(潜性)遺伝が原因になり治療法はありません。
アトピー性皮膚炎
遺伝的な要素から皮膚バリア機能が弱く、ダニや花粉などを含むアレルゲンが原因で、皮膚に痒みを伴う炎症が起こります。
強く掻きすぎて二次感染を起こす可能性があります。
スキンケアを見直したり、悪化因子の除去や炎症の管理を行っていくなどの治療が進められます。
進行性網膜委縮症
目の中の網膜が少しずつ委縮し徐々に見えなくなってしまう病気になります。
両目で起こり、少しずつ進行していき初期症状はとてもわかりにくく、突然見えなくなってしまったと感じる事も多いようです。
飼い主さんが視力低下に気付きにくい場合が多く最悪失明にまで至ってしまいます。
予防薬に関する注意
コリー系の品種にフィラリアの予防薬として使用される『イベルメクチン』を多く投与してしまうと危険とされています。
神経に対する中毒症状がでて運動失調や、昏睡、けいれんなどが起こる場合があります。
通常のフィラリア予防の量は、副作用の心配はほとんどないとおもわれますが、心配な場合は他にも『ミルベマイシンオキシム』『モキシデクチン』の2種類もありますので取り扱いがあるかどうか動物病院に問い合わせしましょう。
まとめ
気品あふれるラフコリーを紹介しました。
たいへん利口で、豊かな表情で明るい性格をしているので、犬とのアウトドアでの遊びも思いっきり楽しんで遊んであげられるでしょう。
主従関係を確立して、しっかりとしつけする事で良い家族になってくれる飼いやすい犬種と言えるでしょう。
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