コラム
「プーリー」の性格・見た目・寿命などを解説
プーリーの性格
性格について
モップのような見た目でのんびりとしたイメージをもちますが、実は牧羊犬として活躍していたため、とても活発で俊敏な動きが出来て走るのが早い犬種になります。
たいへん賢く学習能力が高いので飼い主さんへは従順で指示を忠実に守ります。
また、警戒心が強いため見知らぬ人にはなかなか懐くことはなく番犬として優秀だといえます。
プーリーの特徴って?
見た目について
モップに似た地面につくほど長いドレッドヘアに体全体が覆われいるのが特徴です。
被毛について
被毛はダブルコートで、撥水効果のあるトップコートと柔らかいアンダーコートになっています。
モップのような被毛は長く密生していてコーデッドヘアと呼ばれています。
自然にもつれて縄のように垂れ下がり、地面に届いて足を覆い隠すまで伸びるのが特徴です。
子犬の頃はカールしていますが、生後9か月頃になると伸びてモップのような見た目になります。
毛色について
毛色は、ブラック、パールホワイト、シルバー(グレー)があります。
寿命について
平均寿命:10歳~15歳
プーリーのルーツ
プーリーの歴史は古く6,000年前に遡ります。
メソポタミア文明を創ったとされるシュメール人が、プーリーの祖先となる犬を飼っていたとされています。
1,100年前にモンゴル系の遊牧民のマジャール族が、ハンガリーに移動する際にプーリーを連れていきました。
16世紀になるとフランスの牧羊犬と交雑されたことで絶滅の危機に陥ります。
しかし、1912年になると復元の取り組みがされ、2015年になりスタンダードが設定されました。
第二次世界大戦では、ハンガリーにいるプーリーのブリーダーが壊滅状態になってしまい再び危機に陥りましたが、アメリカのブリーダーによって現在も種が守られています。
プーリーを飼うにあたって心配な病気
進行性網膜萎縮
進行性網膜萎縮は、遺伝性疾患で網膜にある光を受容する部分に異常が生じることで網膜が徐々に委縮し失明してしまいます。
夜間や暗いところでの目が見えにくくなり、夕暮れの散歩時に不安そうにしたり、溝に落ちてしまうということがみられます。
皮膚炎
皮膚に炎症が起こり、湿疹や脱毛といった症状がでる病気です。
多くの皮膚病は、早めに処置すれば重症化や慢性化を抑えることができます。
体を搔いたり気になる行動をしていたら早めに病院を受診しましょう。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝の皿の骨が正常な位置から外れてしまうことをいいます。
先天性と後天性があり、先天性は生まれつき膝の関節を覆う筋肉や骨の形などに異常があり、それが原因で脱臼を起こしてしまいます。
後天性の原因は、物理的なケガの影響や生活環境で発症します。
室内であっても高い所から飛び降りたり滑りやすい床の上での生活などを避けましょう。
まとめ
プーリーの最大の特徴は、モップのようなコーデットヘアです。
縄状の毛束ごと絡まないように分けてあげるなど丁寧な被毛のケアを行いましょう。
プーリーは、エネルギシュで活発な犬なので思い切り走ることができるドッグランなど十分な運動をする時間が必要になります。
運動が好きなので、アジリティーやフリスピーなどを楽しみたい方は良きパートナーになるでしょう。
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