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コラム

「チベタンスパニエル」の性格・見た目・寿命などを解説

チベタンスパニエルの性格

性格について

とても明るく遊び好きで活発な小型犬になります。
家族に対しては愛情深く従順ですが、知らない人や犬に対しては警戒心が強く慣れるまでに少し時間がかかる場合があります。
子犬の頃からしっかりとしつけと社会化を学ばせましょう。
頑固でプライドが高い一面もありますので、しつけは褒めながら根気よく行いましょう。

チベタンスパニエルの特徴って?

見た目について

体高より体長がやや長く胴長短足の体型をしています。
クリクリの目に垂れ耳、走ると揺れるフワフワな尾がとてもかわいらしい見た目をしています。
上の歯より下の歯が前に出たアンダーショットが特徴です。


  • ♂体高25.5㎝ 体重4.1~6.8㎏
  • ♀体高25.5㎝ 体重4.1~6.8㎏
  • 被毛について

    チベタンスパニエルは長毛のダブルコートになります。
    耳、前足の後ろ、しっぽに長いフワフワとした飾り毛がありシルクの様な優しい手触りをしています。
    綺麗な被毛を保つ為にシャンプーやブラッシングなど、日々のお手入れはかかさずに行いましょう。
    また、ダブルコートのため換毛期などは毛が抜けやすいです。

    毛色について

    毛色は、単色から混合色まで色々とあります。

    レッド、セーブル、フォーン、ブラック、ゴールド

    寿命について

    平均寿命:12歳~15歳

    チベタンスパニエルのルーツ

    チベタンスパニエルは、紀元前1000年以上前から存在していたとされていて19世紀頃まで門外不出とされていました。
    チベタンスパニエルの特徴の飾り毛は、仏の化身と言われ獅子の外見に似ていることで幸運をもたらす犬としてチベットの寺院でとても大切に扱われていました。
    僧院のシンボルともされていたチベタンスパニエルは、不審者やオオカミを知らせる番犬としても活躍し高貴な犬とし僧院の最高所にも座る事が許された犬です。
    門外不出とされていたチベタンスパニエルは、18世紀後半には頃にはイギリスへ渡りました。
    チベタンスパニエルの雌の発情期は年に1回しかないため、繁殖が難しくてなかなか繁殖が進みませんでした。
    19世紀にはアメリカに渡り少しずつですが世界の人へ知られていったとされています。

    チベタンスパニエルを飼うにあたって心配な病気

    白内障

    水晶体が白く濁り視力が低下してしまいます。
    室内や散歩の時に何かにつまずいたり、壁伝いに歩くようになったりします。
    徐々に視界も狭くなる事の不安から夜泣きなどもする場合もあります。

    短頭種気道症候群

    顔や首の構造上、呼吸がうまくできない事がありその名称を短頭種気道症候群と言います。
    気管が潰れる気管虚脱、鼻の穴が狭くなる鼻腔狭窄上、あごの肉が垂れる軟口蓋過長になどにより息遣いが荒くなり、呼吸困難やいびきのような呼吸になってしまいます。

    進行性網膜委縮症

    目の中の網膜が少しずつ委縮し徐々に見えなくなってしまう病気になります。
    両目で起こり、少しずつ進行していき、初期症状はとてもわかりにくく、突然見えなくなってしまったと感じる事も多いようです。
    飼い主さんが視力低下に気付きにくい場合が多く最悪失明にまで至ってしまいます。

    まとめ

    チベタンスパニエルは比較的に飼いやすい犬種となります。
    ペットシュップなど店頭ではなかなか見かけないので、専門のブリーダーさんなどからお迎えするのが良いかと思います。
    チベタンスパニエルは、温度調節が苦手で毛量が多く体の熱を逃がしにくいため、熱中症にかかりやすい傾向があります。
    暑い時期などは室内の温度調整や涼しい時間の散歩にしてあげましょう。
    陽気でとても可愛らしいので最高の家族の一員になってくれるでしょう。

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