コラム
「チャイニーズ・クレステッド・ドッグ」の性格・見た目・寿命などを解説
目次
チャイニーズ・クレステッド・ドッグの性格
性格について
チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、とても利口で感受性が強く繊細な性格をしています。
家族と過ごすのが好きで飼い主さんの側に、いつも寄り添うタイプになります。
チャイニーズ・クレステッド・ドッグの特徴って?
見た目について
チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、チワワによく似た小型犬で頭と足先、尻尾を除く全身の毛がないヘアレス犬になります。同じ犬種でありながら、長く柔らかい被毛の生えた毛のあるパウダーパフタイプもいます。
被毛について
チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、頭部・手足・尻尾にのみ毛が生えている「ヘアレス」と、全身に毛が生えている「パウダーパフ」という2つの被毛タイプがあります。
毛質は柔らかめで抜け毛はどちらも少ないです。
毛色について
全ての毛色が認められています。
寿命について
平均寿命:13歳~15歳
チャイニーズ・クレステッド・ドッグのルーツ
13世紀頃、アフリカとの交易で中国へ渡った無毛のアフリカン・サンド・ドッグが祖先だといわれています。
見た目のインパクトから珍重され、身分の高い人々から愛玩犬として大切にされてきました。
やがて、清朝崩壊から第二次世界大戦によって絶滅の危機に瀕してしまいます。
しかし、海外へ献上されていたおかげで少数が残ることになりました。
近年では、様々な国で飼育されるようになり、ヘアレスドッグとしては、最も人気のある犬種となります。
チャイニーズ・クレステッド・ドッグを飼うにあたって心配な病気
皮膚病
皮膚に炎症が起こり、湿疹や脱毛といった症状がでる病気です。 多くの皮膚病は、早めに処置すれば重症化や慢性化を抑えることができます。
体を搔いたり気になる行動をしていたら早めに病院を受診しましょう。
大腿骨頭壊死症(レッグペルテス症)
犬の股関節を形成している大腿骨頭(ふとももの骨の上端にある骨盤との連結部)が壊死を起こし、関節炎や骨折を起こす病気です。
発見者の名前からレッグ(カルベ)ペルテス病と呼ばれることも多いです。
成長期の小型犬で発症が多く、ほとんどの場合で手術が必要になります。痛みが出るため歩行異常で気づくことができます。
膝蓋骨脱臼
膝の皿の骨が正常な位置から外れてしまうことをいいます。
先天性と後天性があり、先天性は生まれつき膝の関節を覆う筋肉や骨の形などに異常があり、それが原因で脱臼を起こしてしまいます。
後天性の原因は、物理的なケガの影響や生活環境で発症します。
室内であっても高い所から飛び降りたり滑りやすい床の上での生活などを避けましょう。
まとめ
チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、世界中で愛されるシャイで控えめな魅力ある性格の犬種になります。
ヘアレスタイプは、抜け毛や臭いが少なく飼いやすさはありますが、身体を守る毛が無いため日頃の肌ケアが何より大切です。
日差しがある場合は、日焼け止めを塗り、肌荒れには保護クリームを塗るなどお手入れを行いましょう。
また、皮膚の汗腺の汚れをきれいにするために、週一回のシャンプーも必要となります。
パウダーパフタイプは、アンダーコートの方がオーバーコートより長くなっているため毛が絡んでしまうのでブラッシングを行いましょう。
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