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コラム

「ラサアプソ」の性格・見た目・寿命などを解説

ラサアプソの性格

性格について

明るく陽気で遊び好きな性格をしています。飼主さんへは愛情を注ぎ甘え上手ですが、初めて見る人や犬には警戒心から吠えたりそっけなくしたりします。
プライドが高く、納得するまで動かないなどの行動をすることもあります。子犬期から社会化のために、人慣れや散歩のしつけを行っていきましょう。

ラサアプソの特徴って?

見た目について

見た目は、シーズーにそっくりで見分けることは難しいです。
少しの違いがあるとすれば、ラサアプソは鼻の高さがやや高く、顔の比率が縦に長いところです。


  • ♂体高:24cm~25cm 体重:6kg~7kg
  • ♀体高:23cm~24cm 体重:6kg~6.5kg
  • 被毛について

    被毛はダブルコートの直毛で硬いロングヘアーです。

    毛色について

    毛色はホワイト、ブラウン、ブラック、ゴールデン、サンド、ハニー、ダーク・グリズル(黒色ベースに灰色や赤色が混じる色)、スレート(濃い灰色)、スモーク、パーティ・カラーなどバリエーション豊富です。

    寿命について

    平均寿命:12歳~14歳

    ラサアプソのルーツ

    日本で愛されているシーズーの先祖犬がラサアプソです。800年程前のヒマラヤ山脈の厳しい環境で暮らしていました。
    やがて、チベット仏教の聖地のラサの僧院で、僧侶の死後の生まれ変わりの魂が宿る犬であり、幸運をもたらす聖なる犬とされて門外不出とし崇拝されてきました。
    僧院では、番犬としての役割も担っていたそうです。
    チベット仏教の統率者のダライラマは、代々中国への贈り物としてラサアプソの雄を献上していたといわれています。
    雄だけを献上していたのは、多国での繁殖を防ぐためだったようです。
    1920年以降には、チベットと諸外国が交流を持つようになるとイギリスやアメリカへ渡っていきます。
    日本では、まだ希少な犬種になります。

    ラサアプソを飼うにあたって心配な病気

    鼻腔狭唆

    鼻腔狭窄とは、鼻先の短い短頭種の犬に多く発症例の見られる病気で鼻腔が狭くなってしまう病気です。
    症状としては、犬の鼻の穴が狭かったり、寝ている時だけでなくグーグーといびきのような音を出して呼吸したり、鼻水をよく飛ばしたり、暑くもないのに口を開けて荒い呼吸をしたりします。

    軟膏蓋過長症

    口腔内の天井部(硬口蓋)から後方にのびた柔らかい部分を軟口蓋といいますが、この部分が通常よりも長いことで呼吸が妨げられておこる呼吸器系の疾患です。
    上部気道に閉塞を伴っている場合、呼吸時に雑音が多く聞かれます。

    チェリーアイ

    涙を作る瞬膜線が反り返り瞬膜の縁を超えて眼球の表面に赤く腫れて突出してしまう症状です。
    チェリーアイを起こす詳しい原因は残念ながら分かっていませんが、白目の充血や目やにが多いなど初期症状で気づくことができるので早期治療を行いましょう。

    まとめ

    ラサアプソの被毛は、ふさふさで長く美しいのが魅力になります。
    毛量が多くもつれやすいのでブラッシングでのお手入れは必須となってきます。
    また、番犬の役目をしていた犬種のため、よく吠えてしまいます。鳴き声は甲高く響くため集合住宅では近所迷惑になる可能性があります。
    犬が落ち着いて安心できるように、根気よくトーレーニングを行っていけば吠え癖は軽減していくことでしょう。

    • 犬種