コラム
「グレートデン」の性格・見た目・寿命などを解説
グレートデンの性格
性格について
穏やかで優しい性格で自分よりも小さい犬とも仲良くでき、友好的な性格も持ち合わせています。
飼い主にはとても従順で知らない人にも気配りができて控えめに接してくれます。
温厚な性格から『優しい巨人』や『犬の中のアポロン神』さらに『ジャーマンマスティフ』呼ばれています。
大きくて怖そうに見えますが小さな子供やお年寄りにも優しくそっと寄り添ってくれます。
グレートデンの特徴って?
見た目について
グレートデーンは、非常に大きく足がすらりと長く体高は人の腰の高さ程にもなる超大型犬になります。
被毛について
グレートデーンは、短毛でお手入れは比較的しやすい被毛となっています。
またシングルコートなので換毛期などの時期の抜け毛は少なめと言えるでしょう。
ラバーブラシなどを使いお手入れをしてあげましょう。
濡らして絞ったタオルで体などを拭いてあげるのも簡易的なケアです。
グレートデーンは暑さや寒さに弱いので季節に応じ温度管理はしっかりしましょう。
毛色について
フォーン、ブリンドル、ブラック、ブルーマール、マント、ハールクイン
寿命について
平均寿命:8歳~10歳
グレートデンのルーツ
グレートデーンの原産国はドイツになります。
起源は正確には分かっていませんが、紀元前3000年頃のエジプトの記念碑にグレートデーンによく似た犬の絵が描かれていたと言われています。
大きな体に強く優しい心を持ち堂々とした風格から上級階級の人々に愛されていました。
ギリシャ神話に登場する最上級の神、太陽神アポロンに例えられ『犬の中のアポロン神』とまで呼ばれるようになりました。
現在では、ドイツやアメリカなどの家庭で愛玩犬として人気が高い犬種になります。
グレートデンを飼うにあたって心配な病気
淡色被毛脱毛症
遺伝子異常により淡色部分の毛が正常に育たない病気です。この病気は1歳未満で発症するのがほとんどです。
メラニン分布の異常により毛が折れやすくなり、毛が抜けているかのように見え、始めは毛の断裂からはじまり進行してしまうと部分的な脱毛となります。
脱毛の箇所の皮膚バリア機能の低下により、二次的な細菌感染を起こし膿皮症に悩む症例もあります。
三尖弁閉鎖不全症
三尖弁と呼ばれる弁構造が完全に閉じなくなる疾患になります。
弁がしっかりと閉じない事により、右心室から肺に血液を送る際に逆流し効率よく血液を送れなくなります。
心臓が肥大する事により心臓の周りの臓器などを圧迫し負担がかかります。
咳が出る、腹水、疲れやすい、食欲不振などの症状が現れたり循環不全が起きてしまう事もあります。
骨肉腫
骨に含まれる組織が、がん化した状態の事です。大型犬や超大型犬に多く現れる悪性の腫瘍になります。
転移速度がとても早く手術を行っても1年以上生きられるのは1割と言われています。
早期発見により進行を食い止め病気の見通しが良い方に導ける可能性はあります。
まとめ
グレートデーンは、威厳がある大型犬ですがとてもフレンドリーな犬種です。
体が大柄な事から飼育スペースは広い環境が必要となります。
床などが滑る場合は、グレートデーンの関節などの負担になりますので滑らないように工夫をしてあげるのも一つのポイントになります。
力強く体重もありますので遊びが激しくなった時に対応できるように、飼主さんの体力も検討してお迎えしましょう。
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