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コラム

「シャーペイ」の性格・見た目・寿命などを解説

シャーペイの性格

性格について

冷静で落ち着いた性格の子が多いです。信頼する人にはとても愛情深く接してくれますが、頑固で自尊心が高い犬種です。
知らない人には警戒心が強く人見知りをする場合もあります。
しつけは、独立心が強く自身がリーダーだと勘違いしてしまいしつけづらい場合があります。
リーダーシップをとり根気よくコツコツと行う事が重要になります。

シャーペイの特徴って?

見た目について

しわしわな顔と体に小さな目がとてもユーモラスと言えます。しわしわですが、皮膚の奥はしっかりとした筋肉がついています。
チャウチャウと同じで舌が青黒い事も特徴の一つと言えるでしょう。舌がピンクの場合はあまり望ましくないとされています。


  • ♂体高46~51㎝ 体重18~30㎏
  • ♀体高46~51㎝ 体重18~25㎏
  • 被毛について

    シャーペイは、長さによって違う3つのタイプの被毛をもつ犬種となり、アンダーコートがなくザラザラした手触りで剛毛になります。
    もっとも短毛なのが『ホースコート』と呼ばれ、少し長いタイプは『ブラッシュコート』、ふわふわとした長毛タイプも存在しそのタイプは『ベアコート』と呼ばれます。
    シャーペイとは、中国語で『渉皮犬』と書き、意味は砂のようなザラザラな紙や皮の意味があります。
    また、換毛期の時期には抜け毛が多いため、日々のブラッシングやシワの間のお手入れなどはしっかりとしてあげましょう。

    毛色について

    ブラック、ブラウン、クリーム、サンド、レッド、ライラック、フォーン

    寿命について

    平均寿命:8歳~12歳

    シャーペイのルーツ

    シャーペイは、オオカミの遺伝子的に近い古代犬のグループに含まれている事が、犬の遺伝子研究でわかっています。
    食肉用や猟犬、番犬と家畜を守る牧羊犬として色々な用途で活躍していましたが、西洋から闘犬の娯楽が入ってくるとシャーペイは闘犬としても活躍するようになりました。
    また、噛みつかれるのを強くするため、シワが強調されたと言われています。
    1940年代に、中国が思想統制を始め『犬の飼育は退廃の象徴』や『犬の飼育は贅沢』などとし、高い税金を課すとともに、シャーペイを含む在来の犬達は大量惨殺の対象となり多くの個体が処分されました。
    犬の命だけではなく犬に関する記録も処分されてしまったため、シャーペイを含む中国生まれの犬たちの歴史は不明となってしまったのです。
    思想統制が進んでいなかった香港には、シャーペイがわずかに残っており、保存を試みたのは香港や台湾とマカオのブリーダー達です。1968年には、香港ケンネルクラブで公認されました。
    しかし、頭数が少なすぎて滅危惧種として、1973年に全世界に向けシャーペイの置かれた状況をアピールした事により、アメリカの愛好家達の目に留まり、香港からアメリカへ輸入しました。
    その時は、わずか60頭程度と言われており、遺伝子疾患の改善、闘犬の気質を抑えるのを目的とし繁殖を重ね祖先よりも小柄で穏やかな性格のシャーペイが誕生し血統が繋がれていきました。
    その翌年にはアメリカケンネルクラブに犬種として認定され、1978年には『世界でとても珍しい犬種』としてギネスブックにも紹介された事により更に色々な人の目につくようになりました。
    現在では冷静な性格、ユーモアな外見から世界でも人気犬種となっています。

    シャーペイを飼うにあたって心配な病気

    乱生まつげ

    顔のシワが原因で、まつげが内側に向かって生え逆さまつげと言われます。
    眼球の周りのシワが原因で瞬きの増加、涙の増加、目ヤニの増加、目の周りの腫れなどの症状が現れます。

    皮膚炎

    皮膚病の症状はその原因によりさまざまです。多くはかゆみと炎症を伴います。
    シャンプーなども定期的に行っているにもかかわらず、しきりに体をかいたり床にこすりつけたりした場合は病院を受診しましょう。

    外耳炎

    外耳炎とは、耳の穴の入り口から鼓膜までの通り道である外耳道(垂直耳道と水平耳道)で炎症が起こっている状態のことです。
    立ち耳の犬種より通気性が悪く湿ってしまう為、様々な耳の病気に繋がる恐れがあります。日頃から耳のお手入れはかかさずケアしてあげましょう。
    最悪の場合、聴覚障害を引き起こしてしまう事もあるので日々のケアは怠らずしてあげましょう。
    悪化してしまった場合は点耳による治療を開始して悪化を防ぐのが重要です。

    まとめ

    しわしわな顔がキュートなシャーペイを紹介しました。
    飼い主さんにはとても従順で愛情深いですが、飼育は、闘犬としての時代もあったため初心者では難しく犬の飼育経験者向きといえます。
    プロのしつけ教室を利用したり忍耐強くトレーニングを行う事で良いパートナーになってくれます。

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