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コラム

「土佐闘犬」の性格・見た目・寿命などを解説

土佐闘犬の性格

性格について

土佐闘犬は怖いイメージがの方もいるとは思いますが、一匹一匹、性格も違いますので凶暴とは一概には言えませんが、闘犬の気質があるのは間違いありません。
怖いイメージの土佐闘犬も正しいしつけを行えば、飼い主さんにとても従順で甘えん坊な一面もあり、とっても人懐っこく穏やかな優しい性格をしています。
知らない人や動物に対しては攻撃的になりやすい場合もありますのでしっかりとしつけは行いましょう。
犬の飼育やしつけなどの知識と経験があまりない方には難しい犬種と言えます。

土佐闘犬の特徴って?

見た目について

頑丈そうな筋肉質な体つきと強面な顔が特徴と言えます。


  • ♂体高60㎝~ 体重30~100㎏
  • ♀体高55㎝~ 体重30~100㎏
  • 被毛について

    土佐闘犬はダブルコートの短毛種になります。
    比較的お手入れは楽にはなりますが、換毛期など抜け毛の時期は毛が抜けやすいため、ラバーブラシや絞った濡れタオルなどでお手入れしてあげましょう。
    特徴のあるデューラップと呼ばれるたるみのあるシワの間も、汚れが溜まりやすいので皮膚を清潔に保つために綺麗にしてあげましょう。
    デューラップは、たるんでいるので戦いで噛みつかれた際に痛みを感じにくいと言われています。

    毛色について

    レッド、アプリコット、フォーン、ブラック、ブリンドル

    寿命について

    平均寿命:10歳~12歳

    土佐闘犬のルーツ

    日本の四国地方に狼に似た土着犬がいたことからはじまります。
    土佐犬と言うのは、現四国犬の元々の呼び名になります。
    1937年に土佐犬と土佐闘犬が混同する人が多いため、天然記念物の指定と共に土佐犬の登録名は『四国犬』と改名されました。
    また土佐闘犬は、1994年に高知県の天然記念物に指定されました。
    土佐闘犬は好戦的な犬種として知られ、犬同士を戦わせる競技に出場していました。
    国や地域によりルールはちがい、酷い所ではルールはなく死ぬまで戦わされる事もあったと言われています。
    日本では細かいルールを定めて大会が行われている団体も存在します。
    北海道・東京都・神奈川県・石川県・福井県は条例により闘犬を禁止している自治体もあり、北海道に関しては許可制とされています。
    海外では19世紀頃に闘犬を禁止する動きがあり、イギリスなどでは闘犬は禁止されていますが、日本では禁止されていないので今現在でも闘犬とし活躍しています。
    家庭犬として迎えられ愛されている土佐闘犬もいます。
    土佐闘犬の素質を理解してから正しい管理の元、飼育するのがもっとも大事になります。

    土佐闘犬を飼うにあたって心配な病気

    皮膚疾患

    皮膚病の症状はその原因によりさまざまです。多くはかゆみと炎症を伴います。
    シャンプーなども定期的に行っているにもかかわらず、しきりに体をかいたり床にこすりつけたりした場合は病院を受診しましょう。

    股関節形成不全

    大型犬に多くみられ生れ付き肘に異常が発生してしまう病気で成長期に急速な成長、体重増加が原因と言われております。歩行に異変を感じたり、立つことができなくなります。症状が軽い時は食事制限で体重管理や運動を控え重症になると手術になります。
    遺伝性疾患ですが、早期発見により有効な治療が行えます。

    胃拡張・胃念転症候群

    胃が拡張しガスで膨れ、ねじれ(捻転)を起こすことで発生します。緊急性が高く即処置が必要です。
    胃に食べ物が入っている状態で、激しい運動する事により起きやすい病気です。散歩は食後に行わないようにしましょう。

    まとめ

    日本の闘犬を紹介しました。
    優しく穏やかな性格を持っていますが、闘犬としての気質はあるため、飼い主さんがしっかりとしつけをする必要があります。
    子犬の頃から主従関係を築く事が出来ない場合は大事故につながります。
    しつけが不安だと思う方は早めにプロに相談しましょう。
    土佐犬は闘犬としての素質を優先して繁殖させているために、一般家庭での飼育は難しいとされています。
    覚悟の上で飼育する場合、前もってお住まいの地域で飼育が禁止されていないかの確認が必要となります。

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