コラム
「アイリッシュセター」の性格・見た目・寿命などを解説
アイリッシュセターの性格
性格について
アイリッシュセターは、クールなイメージがあるかもしれませんが、陽気で子供っぽい性格の子が多く甘えん坊な一面も持ち合わせている犬種です。
しつけの際には頭が良く、やや神経質で飽きっぽい性格なので根気よくコツコツと行っていきましょう。
また、とてもフレンドリーな性格なため子供や他の動物ともすぐに仲良くなれます。
しかし体が大きい事からじゃれているのが少し乱暴に見えるかもしれません。やさしく見守るといいでしょう。
フレンドリーなため、番犬には向きませんが遊び心満載です。
7歳くらいまでは無邪気さはなくなりませんがその年まで若々しい気質を楽しめると言う犬はなかなかいません。
アイリッシュセターの特徴って?
見た目について
エレガントな艶のある美しい飾り毛が目を引く犬種です。
被毛について
アイリッシュセターは長毛のシングルコートになります。
毛はやや短めですがアイリッシュセターの耳や足、胸、お腹、しっぽなどの絹糸のような飾り毛は、優雅な姿を強調させる特徴とも言える被毛になっていて、見た目だけではなく猟の際に草木などから皮膚を守る役割も果たします。
またシングルコートのため、寒さには弱く寒くなる時期の温度管理は気を付けてあげてましょう。
ダブルコートに比べシングルコートは、抜け毛が少ないとされていますがアイリッシュセッターの抜け毛は、やや多めになりますので日々のブラッシングは欠かさず行ってあげましょう。
毛色について
・マホガニーレッド
・チェストナット(栗色)
寿命について
平均寿命:12歳~15歳
アイリッシュセターのルーツ
アイリッシュセターの原産地はアイルランド地方になります。
17世紀~18世紀に色々な土着犬の交配により誕生したと言われています。
アイリッシュセターの原種で白色が多く入った犬種を、アイリッシュレッド&ホワイトセターと呼び、赤色のみをアイリッシュセターと呼ぶようになりました。
1882年にはアイリッシュ・レッド・セター・クラブが設立され、その後スタンダードを確立させるために展示会等を開催していきました。
アイリッシュセターを飼うにあたって心配な病気
外耳炎
垂れ耳の犬に多いのが外耳炎です。
外耳炎とは、耳の穴の入り口から鼓膜までの通り道である外耳道(垂直耳道と水平耳道)で炎症が起こっている状態のことです。
日頃から耳のお手入れはかかさずケアしてあげましょう。最悪の場合、聴覚障害を引き起こしてしまう事もあります。
悪化してしまった場合は点耳による治療を開始して悪化を防ぐのが重要です。
股関節形成不全
成長する過程で股関節が歪んでしまい脱臼などを起こす病気になります。
遺伝性疾患ですが、早期発見により有効な治療が行えます。
血友病
出血した時に血液が固まらない遺伝的な病気になります。
親の遺伝子が正常でも突発的に遺伝子変異が起こり血友病を発症してしまう事例もあります。
皮下や筋肉内、間接、体腔内に出血が見られる症状になります。大けがなどで出血が止まらず死に至る事もあります。
この病気は遺伝子疾患になりますので繁殖時にその遺伝子を持つ個体を使わないのが一番の予防になります。
心配な場合は動物病院にて血液検査を受けましょう。
まとめ
アイリッシュセターは、赤毛で美しいフォルムのエレガントな見た目をしています。
アイリッシュセターの特徴ともいえる美しい被毛を維持するためにも、定期的にブラッシングをしてあげましょう。
そして、優秀な作業能力と一日中歩き回っても疲れをみせない程の体力があるので、お散歩の時間を多く取れる方に向いています。
家族といることが大好きで、いつもご機嫌なアイリッシュセッターのお迎えを検討されてみるといいでしょう。
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