コラム
「ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンド」の性格・見た目・寿命などを解説
目次
ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドの性格
性格について
狩猟犬をルーツにもつことから忍耐強く仕事をする意欲のある犬種になります。
とても賢く自身で判断できる力を持っており、フレンドリーで飼い主さんへ忠誠をつくします。
ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドの特徴って?
見た目について
足の長いビーグル犬のような外見に大きく垂れているペンダントイヤーが特徴です。
被毛について
光沢のあるシングルコートになります。
毛色について
毛色は濃い色が多く、ブラック、ホワイト、タンからなるバイカラー(2色)やトライカラー(3色)があります。
寿命について
平均寿命:12歳~14歳
ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドのルーツ
1742年にトーマス・ウォーカー氏が、アメリカのヴァージニア州にイングリシュフォクスハウンドを持込んだのが祖先とされています。
北米アメリカでは、アライグマの狩猟で逃げるアライグマが木に登ってしまうことに困っていました。
そのため、ツリーイング猟の必要から狩猟犬の改良が行われていきました。
ツリーイング猟は、木の上の動物がその場を動かないように吠え続け動物の位置をハンターに知らせる猟犬です。
ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは、優れた臭覚と機敏さ大きな声で狩猟犬として一気に広まり多くのハンターに愛されました。
19世紀には、テネシー州から持ち込まれたツリーイングドックとの交配を経て現在の気質や外見上の特徴が定まってきました。
1945年には、ユナイテッドケンネルクラブ(UKC)に登録され、2012年に、アメリカンケンネルクラブに(AKC)に公認登録されました。
ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドを飼うにあたって心配な病気
股関節形成不全
骨格形成期に骨の変形や関節の緩みなど形態的な異常が起き、骨盤の骨と後肢の骨が正常に噛み合わなくなることで様々な症状を引き起こす病気です。
後ろ足のふらつきなどの症状が現れます。 成長期の激しい運動を避け関節に負担がかからない生活環境にしましょう。
外耳炎
垂れた耳は、通気性が悪く耳道に細菌や真菌が繁殖すること、耳ダニなどの寄生虫感染、アトピーやアレルギー、腫瘍などが原因となります。
一般的には、細菌や真菌による外耳炎が多く、これらは多湿になる梅雨時期などに悪化することがあります。
胃捻転
胃が拡張しガスで膨れ、ねじれ(捻転)を起こすことで発生します。緊急性が高く即処置が必要です。
胃に食べ物が入っている状態で、激しい運動する事により起きやすい病気です。散歩は食後に行わないようにしましょう。
まとめ
ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは、落ちついていて飼い主さんや家族に愛情深くとても従順な魅力のある犬種です。
非常に賢いので単純なおもちゃよりも知育玩具の方がいいでしょう。
狩猟犬として改良されてきた犬種のため、子犬期からの十分な運動と吠えを減らすトレーニングが必要になります。
- 犬種