コラム
「ワイマラナー」の性格・見た目・寿命などを解説
ワイマラナーの性格
性格について
ワイマラナーは、大人しく穏やかで飼い主に対してはとても忠実な犬種になります。
家族を護る意志が強いため、警戒心が高くなってしまい他の人や動物に対して吠えたりしてしまう事もあります。
非常に頭が良く自分の意思をはっきり持っている頑固な一面もあり、しつけなどはコツコツと根気よく行いましょう。
子犬の頃から社会化をさせ、しっかりと主従関係を確立させれば落ち着いていてそっと寄り添ってくれる頼りになる護衛犬になってくれるでしょう。
ワイマラナーの特徴って?
見た目について
神秘的で美しく引き締まった肉体美を持ち、光沢のあるグレーな被毛が美しく瞳の色も特徴があります。
被毛について
ワイマラナーの被毛はシングルコートになります。
基本的には短毛が多いですが、稀にロングコートの2タイプがあります。短毛、長毛共に光沢があり美しいです。
短毛ならばラバーブラシ、長毛ならばスリッカーやコームなどで被毛のお手入れをしてあげましょう。
ワイマラナーは、寒さには弱いので寒い季節になると防寒着を着用させてあげ、温度管理はしっかりとしてあげましょう。
逆に暑い時期には、熱中症に注意する必要があり、車でのお出かけの際も車内の温度なども気を付けてあげましょう。
毛色について
シルバー、マウス・グレー、ノロジカ色(少し赤みがかったグレー色)
寿命について
平均寿命:10歳~14歳
ワイマラナーのルーツ
ワイマラナーは、19世紀にドイツのワイマール地方に住むカール・アウグスト大公の宮廷で作出した鳥猟犬がもとになっているといわれています。
鹿や熊などを含め色々な大きさの野生動物を狩る事ができ、水中作業や回収作業をオールラウンドにこなせる犬として愛好家から根強い人気の狩猟犬として活躍していました。
ドイツの上流階級のみが飼育してドイツ国外にも出回る事がなく、伝説の猟犬の異名で呼ばれる事もありました。
1929年には、初めてドイツ国外に輸出され、1943年には公認犬種となりました。
また20世紀には、長毛のワイマラナーも生み出されました。
ワイマラナーを飼うにあたって心配な病気
胃拡張・胃念転症候群
胃が拡張しガスで膨れ、ねじれ(捻転)を起こすことで発生します。緊急性が高く即処置が必要です。
胃に食べ物が入っている状態で、激しい運動する事により起きやすい病気です。散歩は食後に行わないようにしましょう。
股関節形成不全
成長する過程で股関節が歪んでしまい脱臼などを起こす病気になります。
遺伝性疾患ですが、早期発見により有効な治療が行えます。
血友病
出血した時に血液が固まらない遺伝的な病気になります。親の遺伝子が正常でも突発的に遺伝子変異が起こり血友病を発症してしまう事例もあります。
皮下や筋肉内、間接、体腔内に出血が見られる症状になります。大けがなどで出血が止まらず死に至る事もあります。
この病気は遺伝子疾患になりますので繁殖時にその遺伝子を持つ個体を使わないのが一番の予防になります。
心配な場合は動物病院にて血液検査を受けましょう。
まとめ
ワイマラナーは、輝きのある美しい被毛をもち俊敏かつスタミナも兼ね揃えている犬種になります。
元狩猟犬で体力もあるのでお散歩の時間を多く取れる体力のある方に向いています。
また寂しがり屋な性格もありますので、普段の生活からしっかりとコミュニケーションを取ってあげましょう。
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