コラム
「ボクサー」の性格・見た目・寿命などを解説
ボクサーの性格
性格について
ボクサーは、とても優しく温和な落ち着いた性格です。
たいへん賢い犬種で、周りを観察する力が優れているので社交的で飼い主さんや家族へも愛情深く接します。
学習意欲が高めで真面目なところがあるので、怒られるといじけてしまいます。主従関係をきちんとして褒めてトレーニングを行いましょう。
ボクサーの特徴って?
見た目について
威厳と品格のある風貌に筋肉質な体が特徴です。
ボクサー犬は、ドイツタイプとアメリカタイプに分かれており、ドイツタイプは、頭が大きくがっしりして筋肉質です。
一方のアメリカタイプは、全体的にスマートでスタイリッシュ、性質も穏やかで飼育しやすい傾向にあります。
日本にいるボクサー犬の多くはアメリカタイプになります。
被毛について
被毛はシングルコートで美しい光沢があります。
シングルコートのため抜け毛は少なくお手入れしやすいです。
毛色について
ボクサーの毛色は、艶のあるフォーンとプリンドルです。
基本ブラックマスクをしており白色の班が入ります。
・フォーン・・・光沢のある黄金色
・プリンドル・・・黒色が混じった虎のストライプ模様
寿命について
平均寿命:10歳~12歳
ボクサーのルーツ
18世紀にドイツにおいて、熊や鹿などの狩猟犬にマスティフやブルドッグを交配させて作出されたとされています。
当時は、猟師が到着するまで獲物に咬みついて抑えつけるという危険な仕事を任されていた「ブレンバイザー(牛咬み犬)」と呼ばれる猟犬でした。ボクサーの強さは流行していた闘犬でも人気となっていきました。
1835年には、イギリスで闘犬が廃止されると軍用犬や警察犬として活躍するようになります。
19世紀の戦時中は、赤十字犬(補助犬)としての賢さが世界中へ広まります。
終戦後は、警察犬や家庭犬として愛されるようになりました。
日本では、警察犬7犬種のひとつに指定され、被災地での救助活動や国際緊急援助隊として活躍の場を広げています。
ボクサーを飼うにあたって心配な病気
拡張型心筋症
「ボクサー心筋症」と呼ばれる遺伝性の心臓の動きが弱くなる症状で雄に発症することが多いです。
椎間板ヘルニア
椎間板が変性して突出し、脊椎の上にある太い神経(脊髄)を圧迫することで起こる病気です。 頚部、胸部、腰部どこにでも発症の可能性があり、痛みや麻痺といった神経症状が生じます。
遺伝、老化、外傷、激しい運動が原因となります。
胃捻転
食べ物、液体などで胃が膨張してねじれてしまいショック状態となり緊急性が高く治療をしなければ死にいたる病気です。
食後にすぐ運動や遊びを行うのを避けましょう。
まとめ
ボクサーは、とても聡明でやさしく落ち着いた犬種です。
ボクサーには運動がかなり必要なため、飼育はたくさんの運動をする時間のある方に向いています。
思いっきりドッグランで走ったり、フライングディスクなどの遊びが大好きなので、飼い主さんとはしゃいだり楽しく過ごせるでしょう。
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