コラム
「北海道犬」の性格・見た目・寿命などを解説
北海道犬の性格
性格について
北海道犬は、冷静で賢く周囲の状況を判断する力があります。また、大きな相手にも立ち向かう獣猟犬だった事もあり勇敢な性格をしています。
飼い主さんには、とても従順で明るく甘えん坊な姿をみせてくれます。
北海道犬の特徴って?
見た目について
日本犬らしく凛々しく貫禄のある姿で筋肉質な体格をしています。
被毛について
寒さに耐えるために厚毛のダブルコートになります。
保温性は高いのですが、逆に暑さには苦手なので夏場は冷房などを使い調節しましょう。
換毛期には毛がすごく抜けますのでこまめにブラッシングをしてあげましょう。
毛色について
白毛、黒毛、赤毛、胡麻毛、虎毛、黒褐色
寿命について
平均寿命:13歳~15歳
北海道犬のルーツ
北海道県は、縄文時代に縄文人と共に東北から渡ってきた狩猟犬といわれており、北海道にきてからはアイヌ民族に飼われヒグマなどの獣猟犬とし生活していたため、アイヌ犬と言う名称で呼ばれていました。
厳寒と豪雪に耐える強い体質をもっていて的確な判断力、持久力を兼ね揃えています。
他の日本犬と同じく1937年(昭和12年北海道犬)天然記念物に指定さるのを機に北海道犬として定着しました。
指定されている犬種は北海道犬、柴犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬、秋田犬の6種類になります。
北海道犬を飼うにあたって心配な病気
皮膚病
北海道犬は皮膚病にかかりやすい犬種になります。
細菌、真菌、ダニなどによって皮膚炎になります。食物アレルギーやアトピー性皮膚炎にもかかる可能性があります。
免疫力低下や外傷などから皮膚バリアの機能が低下し炎症を起こしてしまいます。
湿疹、かゆみ、脱毛などが起こり掻きむしってしまいますので早めに動物病院を受診しましょう。
白内障
水晶体が白く濁り視力が低下してしまいます。
室内や散歩の時に何かにつまずいたり、壁伝いに歩くようになったりします。
視界も狭くなる事の不安から夜泣きなどもする場合もあります。
認知症
人と同じように犬にも認知症があります。
トイレの失敗が増えたり昼夜逆転してしまったり、夜泣きやぐるぐると同じところを回るなどの症状が見られたら認知症の可能性があるため獣医師に相談しましょう。
まとめ
日本の天然記念物6犬種のうちの北海道犬を紹介しました。
某通信会社のCMで「お父さん」を演じたことでも有名になった犬種です。
日本犬ならではの気の強さや忠誠心があり、飼い主さんへの愛情が強い北海道犬ですが、気性の荒さをしっかりとしつけする事により素晴らしい家庭犬になります。
北海道犬は狩猟犬として活躍していたためパワーとスタミナがあります。散歩以外にも広い場所で思いっきり走らせるなどして運動をさせてあげましょう。
- 犬種