コラム
「ブルテリア」の性格・見た目・寿命などを解説
ブルテリアの性格
性格について
ユーモラスな顔がかわいいブルテリアは、活発で遊ぶことが大好きで優しい性格をしています。飼い主に忠実でとても愛情深いですが、知らない人には警戒心を見せることもあり、独立心が強くマイペースで頑固な一面も持ち合わせています。狩猟本能が強く、先に自宅で小動物や猫などを飼っている場合は注意が必要です。
ブルテリアの特徴って?
見た目について
ブルテリアは愛嬌のある長い顔に筋肉質な見た目が特徴的です。
被毛について
短毛でシングルコートなのでラバーブラシで週一回程といてあげるので十分と言えます。
シングルコートのため寒い季節は服を着せてあげるなど対策が必要です。
毛色について
ホワイト、ホワイト&ブリンドル、ホワイト&ブラック、ブリンドル、ブラック、フォーン、
レッド&ホワイト、フォーン&ブリンドル
寿命について
平均寿命:11歳~14歳
ブルテリアのルーツ
イギリスで闘犬として作り出された犬になります。
17世紀のイギリスでは、犬と牛を戦わせるブル・ベイティングや、クマと戦わせるベア・ベイティングが流行していて、ブルドッグが闘犬界を牽引していました。
ブルドッグの勇敢性に、テリアの敏捷性を併せ持った犬を作るために誕生したのがブルテリアと言われています。
1835年には動物愛護の観点からこの見世物は禁止され、その後は犬と犬を戦わせる闘犬に移行していきました。
その後、家庭犬に向けた改良もスタートしましたが、極端な小型化により虚弱化し絶滅寸前までいきましたが、愛好家達の努力で復活を見せ1939年には英国ケンネルクラブに正式に登録されました。
ブルテリアを飼うにあたって心配な病気
膝蓋骨脱臼
膝の皿の骨が正常な位置から外れてしまうことをいいます。
先天性と後天性があり、先天性は生まれつき膝の関節を覆う筋肉や骨の形などに異常があり、それが原因で脱臼を起こしてしまいます。
後天性の原因は、物理的なケガの影響や生活環境で発症します。室内であっても高い所から飛び降りたり滑りやすい床の上での生活などを避けましょう。
皮膚病
ブルテリアは皮膚病にかかりやすい犬種になります。細菌、真菌、ダニなどによって皮膚炎になります。食物アレルギーやアトピー性皮膚炎にもかかる可能性があります。免疫力低下や外傷などから皮膚バリアの機能が低下し炎症を起こしてしまいます。湿疹、かゆみ、脱毛などが起こり掻きむしってしまいますので早めに動物病院を受診しましょう。
聴覚障害
遺伝性の病気の中でも多いと言われているのは聴覚障害が多いです。
パイボールで遺伝子が原因と言われており動くのを嫌がり、飼い主さんへの依存度がなくなり、臆病になってしまう傾向がみられます。
脳幹聴覚誘発反応検査で検査は行われますが、まだ日本ではこの検査ができる施設は限られています。
交配の白色の元であるダルメシアンの遺伝子に原因があると言われており、先天性なものなので治療は難しく、全く聞こえないタイプ、左右どちらかが聞こえないタイプと幅広くあり、アイコンタクトや手などを使い聴覚を頼らないコミュニケーションを取る必要があります。
まとめ
ブルテリアは、ユーモラスな顔と陽気な性格で人気の犬種になります。
知らない人や動物に対しては、攻撃的になることがあるので子犬の頃に社会化の訓練は必要になります。
子犬期に甘噛みを許してしまうと噛み癖がついてしまうので、優しく愛情をかけ根気よくダメな事はダメと教えてあげましょう。
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