コラム
「エアデールテリア」の性格・見た目・寿命などを解説
エアデールテリアの性格
性格について
エアデールテリアは、明るくてとても聡明で、飼い主さんに忠実で従順です。飼い主さんの家族や子供にもフレンドリーで愛情深く接します。
狩猟犬をルーツにもっているため勇敢で怖いもの知らずで独立心から頑固な面もあります。
エアデールテリアの特徴って?
見た目について
キングオブテリアと呼ばれるほど、テリアの中で体が最も大きい犬種です。
がっしりとした筋肉質な体で、長い首に足がすらっと伸びています。
三角の垂れ耳と眉毛は可愛らしく、口周りはヒゲがたっぷり生えているのが特徴です。
被毛について
被毛は硬いワイヤーヘアーをしています。粗く硬い上毛と柔らかい下毛のダブルコートでヒゲや眉毛が豊富に生えています。
エアデールテリアは、ブラッキングをして被毛のコンデションを整える方法があります。ブラッキングとは、専用のナイフで毛を抜くことです。
安全のためプロのトリマーさんにお願いしましょう。
毛色について
・ブラック&タン
エアデールテリアは、タン(黄褐色)のベースに首から背中やしっぽまでにブラックか、グリズル(黒と灰色や赤色の混合色)の班が入ります。
子犬の時の体はブラックが多く、成長するとタンの方が多くなります。
寿命について
平均寿命:14歳~16歳
エアデールテリアのルーツ
エアデールテリアの祖先は、17世紀のイギリスのエアデール渓谷の狩猟犬といわれています。
当時、カワウソ猟で活躍していた「オッターハウンド」と「アイリッシュテリア」の交配から生まれました。
キツネや水鳥、イタチやアナグマのような凶暴な獣へも勇敢で優れた猟犬として猟師から人気を集めました。
その後、賢く訓練度の高さから世界大戦時は軍用犬として活躍をしました。現在は警察犬としてイギリス人から愛されています。
日本へは、昭和5年頃に軍用犬として飼育が始まりやがて家庭犬として広まりました。
エアデールテリアを飼うにあたって心配な病気
胃捻転
胃が拡張しガスで膨れ、ねじれ(捻転)を起こすことで発生します。緊急性が高く即処置が必要です。
胃に食べ物が入っている状態で、激しい運動する事により起きやすい病気です。散歩は食後に行わないようにしましょう。
拡張型心筋症
心臓の筋肉になんらかの異常が起こり、全身に必要な血液を送ることができなくなりさまざまな症状が現れます。
咳をしたり元気がなくなり体重が落ちていきます。すぐに診察をしてもらいましょう。
皮膚病
皮膚に炎症が起こり、湿疹や脱毛といった症状がでる病気です。
多くの皮膚病は、早めに処置すれば重症化や慢性化を抑えることができます。搔いたり気になる行動をしていたら早めに病院を受診しましょう。
まとめ
明るく活発な猟犬なのでかなりの運動量が必要になってきます。
家族と一緒に遊ぶのが大好きなので、公園でフリスピーをしたりドッグランで思い切り走らせてあげましょう。
また、好奇心旺盛で賢い性格なので、訓練を楽しんで行うことができます。
さらに自分で判断できる賢さをもっているため、しっかりとトレーニングを行うことで最良のパートナーになるでしょう。
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