コラム
「オールド・イングリッシュ・シープドッグ」の性格・見た目・寿命などを解説
目次
オールド・イングリッシュ・シープドッグの性格
性格について
陽気で面倒見の良い子供好きとして知られています。
さらに、人懐っこく飼い主さんの求めていることをよく理解できる賢い犬種です。
とても友好的すぎる性格から番犬には向いていないようです。
オールド・イングリッシュ・シープドッグの特徴って?
見た目について
全身を覆う長い被毛で、顔まで覆ってしまうモフモフなたっぷりとした毛でぬいぐるみのような大型犬です。
しっぽはもともと短い「ボブテイル」になります。
19世紀のイギリスでは犬税があったため作業犬とするよう断尾されてきました。
しかし、近年は動物愛護意識の高まりから断尾されないことも増えてきました。
被毛について
子犬の頃は、ブラック&ホワイトで柔らかい毛をしています。
成長すると黒い毛はグレーへと抜けかわります。
成犬時には、硬めの長い毛は縮れており、豊富なダブルコートの毛はブラッシング必須となります。
毛色について
オールド・イングリッシュ・シープドッグは、白色の手足や下腹部以外の背中にグレー(暗めな灰色)、グリズル、ブルーマールのカラータイプがいます。
・グレー・・・黒色に近い暗めな灰色
・グリズル・・・黒色にグレーやレッドが混じったカラー
・ブルーマール・・・黒色に青みがかったグレーが線状に混じるカラー
寿命について
平均寿命:12歳~13歳
オールド・イングリッシュ・シープドッグのルーツ
オールド・イングリッシュ・シープドッグは、最古の牧羊犬といわれており、羊を狼から守る牧羊犬として活躍していました。
所説ありますが、はっきりとした交配犬の記録が残っていないために、ビアデッド・コリーなどと交配されたといわれています。
1800年代にイギリスのドッグショーに出て話題になると、その後アメリカへ渡ると富裕層のアメリカ人家族のみが所有していました。
19世紀になって、裕福な人が飼う犬から家庭犬として愛されるようになります。
オールド・イングリッシュ・シープドッグを飼うにあたって心配な病気
外耳炎
垂れた耳は、通気性が悪く耳道に細菌や真菌が繁殖すること、耳ダニなどの寄生虫感染、アトピーやアレルギー、腫瘍などが原因となります。
一般的には、細菌や真菌による外耳炎が多く、これらは多湿になる梅雨時期などに悪化することがあります。
股関節形成不全
骨格形成期に骨の変形や関節の緩みなど形態的な異常が起き、骨盤の骨と後肢の骨が正常に噛み合わなくなることで様々な症状を引き起こす病気です。
後ろ足のふらつきなどの症状が現れます。成長期の激しい運動を避け関節に負担がかからない生活環境にしましょう。
皮膚病
皮膚に炎症が起こり、湿疹や脱毛といった症状がでる病気です。多くの皮膚病は、早めに処置すれば重症化や慢性化を抑えることができます。搔いたり気になる行動をしていたら早めに病院を受診しましょう。
まとめ
オールド・イングリッシュ・シープドッグは大型犬ですので成長期が長く、成犬になるには15カ月から18カ月ほどかかります。
成犬になっても、飼主さんと子犬の頃のように遊ぶのが大好きです。
大型犬になるので主従関係をきちんとしつけ、こまめな被毛の手入れを行いましょう。
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