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コラム

「グレードピレニーズ」の性格・見た目・寿命などを解説

グレードピレニーズの性格

性格について

表情豊かで非常に穏やかな性格をしています。おっとりしていてとても甘えん坊な愛嬌のあるしぐさでアピールして可愛さをみせてくれます。
飼主さんにとても従順で家族や子供に愛情深く優しくふれあうことができます。
また、テリトリーを守ろうとする防衛意識が強く、初めての人や動物に攻撃的になってしまうことがあります。
子犬期から社会化のトレーニングを行い他の人や犬にフレンドリーになるように慣らしていきましょう。

グレードピレニーズの特徴って?

見た目について

グレートピレニーズは、白いフサフサの毛に覆われた超大型犬です。狼と戦える骨太で強靭な筋肉を持っています。
大きな顔に垂れ耳、つぶらな瞳に黒く大きい鼻が特徴です。
また、他の犬種は前足にある狼爪(ろうそう)という爪が後ろ足にあります。


  • ♂体高:70cm~80cm 体重:50kg~60kg
  • ♀体高:65cm~75cm 体重:42kg~52kg
  • 被毛について

    被毛は、長くボリュームのあるダブルコートで、アンダーコートは寒さから身を守るため密集しています。春から夏にかけての換毛期は、大量の毛が抜けるためブラッシングは必須になります。

    毛色について

    多くが真っ白な毛色ですが、グレーや淡いレモンカラーの班が頭や耳にある個体もいます。

    寿命について


    平均寿命:10歳~12歳

    グレードピレニーズのルーツ

    紀元前6世紀頃に、チベット高原にいた大型犬のチベタンマスティフがヨーロッパに持ち込まれたのが祖先といわれています。
    その後、フランスとスペインにまたがるピレネー山脈で羊を追う牧羊犬や、羊と羊飼いの家族を狼や熊から守る護衛犬として活躍しました。
    17世紀になると優秀な評判から、フランスの国王ルイ14世に迎えられ「王家の犬」としてヨーロッパの上流階級の貴族の間で人気の犬種となりました。
    フランスの王妃マリーアントワネットの護衛犬として愛されていたことは有名ですね。
    18世紀になると、狼の乱獲のため護衛犬の需要が減りグレートピレネーズは絶滅の危機を迎えますが、愛好家たちの懸命な尽力によって頭数がもどります。
    19世紀にはアメリカへ渡り、現在では家庭犬として多くの人に愛されています。

    グレードピレニーズを飼うにあたって心配な病気

    股関節形成不全

    関節部分の骨の変形により股関節がかみ合わないために起こる疾患で大型犬によくみられます。
    遺伝性と激しい運動や肥満などで股関節へ負担がかかる場合があります。
    通常、生後1歳以下の子犬期に発症し、座るときに横座りをしたり足をひきずるようになったりなどで気づきます。

    胃捻転

    大型の犬種がなりやすい傾向にあります。
    食べ物、液体などで胃が膨張してねじれてしまい治療をしなければ死にいたる病気です。 食後にすぐ運動や遊びを行うのを避けましょう。

    熱中症

    寒冷の山岳気候に適した犬種のため、日本の夏が苦手です。
    気温の上昇により体温が上昇し、呼吸が浅く速くなり、口からヨダレを垂らす症状が見られ、 時には死に至ることもあるので夏場は特に注意が必要です。
    夏場の室内は涼しくすごせるようにしましょう。散歩の時間を早朝や日暮れ後にするなどの対策は大切です。

    まとめ

    グレートピレニーズの赤ちゃんは、白くてころころしてとてもかわいいですが、超大型犬ということで一緒に暮らすには覚悟と広い飼育環境を整える必要があります。
    超大型犬は、毎日の散歩などの運動が大切なので、時間が確保できて押し倒されたり引っ張られることがあっても超大型犬を制御できる体力に自信がある人におすすめです。

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