コラム
「イタリアングレーハウンド」の性格・見た目・寿命などを解説
イタリアングレーハウンドの性格
性格について
とても賢く優しい性格をしており、温和で遊び好きな性格をしています。
家族に対しても愛情深いですが、その反面、警戒心が強く繊細な一面も持っています。
イタリアングレーハウンドの特徴って?
見た目について
とてもスレンダーで華奢な細長い脚をした小型犬です。
被毛について
被毛はとても短く触り心地の良いシングルコートになります。
シングルコートなのですが抜け毛は多いため、力強くするのではなく優しくラバーブラシなどを使いといてあげましょう。
皮膚の健康のためシャンプーも定期的におこなってあげましょう。
イタリアングレーハウンドは皮膚が弱く乾燥しやすいため、やりすぎは逆に皮膚バリアを崩してしまいます。また乾燥などが酷い場合は、犬用の保湿スプレーやクリームなどを使いケアをしましょう。
イタリアングレーハウンドは、寒さには弱く気温が下がり始める時期にはエアコンを使用し散歩の時は服を着せ対策をしましょう。
毛色について
・ブラック&ホワイト
・シール&ホワイト
・ブルー&ホワイト
・スレート(濃いグレー)
・イザベラ&ホワイト
・レッド&ホワイト
・フォーン&ホワイト
寿命について
平均寿命:12歳~15歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
イタリアングレーハウンドのルーツ
イタリアングレーハウンドの先祖は、古代エジプトの王族に飼われていた小型犬のグレーハウンドと言われています。
18世紀になるとハウンド系の愛玩犬としてさらなる小型化が試されるようになりました。
小型化をめざして近親交配を繰り返す事により、虚弱化してしまったイタリアングレーハウンドは絶滅の危機に陥りました。
19世紀の初頭にブリーダーの努力により、アメリカとイギリスに渡っていた個体の交配がきっかけで良い方向に進み健全な姿で復活しました。これにより再度、頭数が増え日本でも人気犬種となりました。
イタリアングレーハウンドを飼うにあたって心配な病気
骨折
骨が細いイタリアングレーハウンドは、骨折のリスクが高い犬種になります。
段差から飛び降りたり抱っこしている中で、滑って落としてしまうなど骨折のリスクは生活の様々な場面にあります。
転倒や転落に気を付け十分な運動をさせて骨折のリスクが下がるよう筋肉をつけてあげましょう。
網膜剥離
眼球の内側にある網膜が剥がれて、視力が低下する病気です。病気が進行すると視界が狭くなり、失明してしまう場合があります。
日頃から眼球や目の周りに異変がないか確認してあげて、異変を感じたらすぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。
CDA脱毛症
イタリアングレーハウンドのブルーにみられる脱毛の一種です。イタリアングレーハウンド、ドーベルマンに多くなりやすい病気です。
毛色がブルーの淡い子に限られていて、毛色が薄くなるほど発症率が高く近親交配では遺伝性が高く予防対策などはありませんので季節に関係なく服を着せて皮膚を守ってあげましょう。
まとめ
イタリアングレーハウンドは視覚ハウンドと呼ばれるグループに属する犬種になります。
狩りの獲物を目で捉え追跡する能力に長けています。
明るく温和な性格のため、しつけも難しくはありません。多頭飼いや子供がいる家庭でも問題なく飼いやすいので人気です。
少し人見知りな性格の子も多いので、知らない人には少し距離を置く繊細な一面もありますが、家族には甘えん坊っぷりを発揮します。
首がとても細いため、引っ張り合いになると首に負担がかかる事がありますので、首輪を幅の広い物にするか、ハーネスなどを着用し対策してあげましょう。
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