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コラム

「四国犬」の性格・見た目・寿命などを解説

四国犬の性格

性格について

四国犬は、高い忠誠心を持ち愛情深く飼い主さんや家族以外にはなかなか懐きません。
日本犬独自の頑固さや気難しさがあり、頭も良いため主人と認めた相手以外には従いにくいといった一面もあります。
勇敢ながらも冷静な判断力が備わっている賢い犬種なので、しっかりとしつける事が出来れば番犬に向いている犬種です。

四国犬の特徴って?

見た目について

狼に似た精悍な顔立ちと立ち耳で大きく曲がった尾などワイルドな風貌をしています。
体格は無駄のない引き締まった体をしております。


  • ♂体高49~55㎝ 体重17~23㎏
  • ♀体高46~52㎝ 体重15~18㎏
  • 被毛について

    被毛はダブルコートで毛質は荒く、冬になると寒さに耐えれるように隙間なくはえます。
    換毛期には抜け毛が多い傾向にあります。日々のブラッシングを行う事により抜け毛対策や皮膚の健康、毛の艶を保つ効果があります。

    毛色について

    ・胡麻
    ・赤
    ・黒褐色

    寿命について

    平均寿命:12歳~15歳

    ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
    飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。

    四国犬のルーツ

    四国犬は、四国の山地に昔から存在していた土着犬になります。
    1937年(昭和12年)に天然記念物指定され、現在は日本犬保存協会が見守っている貴重な犬種になります。
    元は高知の山岳地帯に生息していたヤマイヌと呼ばれた野犬が先祖ではないかと言われています。
    その時代の猟師達が猟犬として育てたのが最初だと諸説あります。鹿や猪を狩る優秀な犬として改良されていきました。
    当初は土佐犬と呼ばれていましたが、大型犬の土佐闘犬と混同されてしまうので、後に四国犬と改名されました。
    一見、ニホンオオカミの様な姿から、ニホンオオカミが生存していたと間違われた事もありました。

    四国犬を飼うにあたって心配な病気

    皮膚病

    四国犬は皮膚病にかかりやすい犬種になります。細菌、真菌、ダニなどによって皮膚炎になります。
    免疫力低下や外傷などから皮膚バリアの機能が低下し炎症を起こしてしまいます。
    湿疹、かゆみ、脱毛などが起こり掻きむしってしまいますので早めに動物病院を受診しましょう。

    認知症

    人と同じように犬にも認知症があります。
    トイレの失敗が増えたり昼夜逆転してしまったり、夜泣きやぐるぐると同じところを回るなどの症状が見られたら認知症の可能性があるため獣医師に相談しましょう。

    白内障

    水晶体が白く濁り視力が低下してしまいます。室内や散歩の時に何かにつまずいたり、壁伝いに歩くようになったりします。視界も狭くなる事の不安から夜泣きなどもする場合もあります。

    まとめ

    山岳地帯で猪や鹿の狩りなどで活躍していたので、野性的でエネルギッシュなので運動量がかなり必要な犬種になります。
    基本的には主人に忠実ですごい甘えん坊になりますが、警戒心が強く知らない人には人見知りな一面もあります。
    また、猟犬としての闘争心が出てしまった時に静止させれる事が重要です。
    物覚えが良いのでしつけはしやすいですが、自分が認めた主人以外の訓練は受け入れない傾向があります。
    野性味溢れる四国犬は、威厳を持ち仔犬の頃からしっかりと訓練し主従関係を築きましょう。

    • 犬種