コラム
「ブルドッグ」の性格・見た目・寿命などを解説
ブルドッグの性格
性格について
ブルドッグの性格は、おっとりしていて落ち着いており物怖じない強さがあり、飼い主さんに対して愛情深く愛嬌たっぷりな子が多いです。
子供にも優しく、いたずらされても吠えたりもせず辛抱強くおとなしく温和な性格です。
知らない人にはやや警戒心が強い傾向があります。
ブルドッグの特徴って?
見た目について
ガッチリとした筋肉質な体型をしています。
被毛について
ブルドッグはダブルコートとなり外からの刺激に強く、寒さからも体を守れる厚いコートになっています。
短毛のためブラッシングは楽に行えますが、シワに汚れやゴミがたまりやすいので綿など優しい布で綺麗に拭き取ってあげるのもポイントです。
シャンプーも定期的にしてあげ清潔さを保てるようにしてあげましょう。
毛色について
ホワイト、レッド。フォーン、ファロー、ブリンドル、パイド、
スマット(単色でブラックのマズルやマスクを持つ毛色)
寿命について
平均寿命:8歳~10歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
ブルドッグのルーツ
ブルドッグは、元々は雄牛と戦う競技の犬として作出されました。
ブルドッグは、大きな動物と戦う闘犬として、古代ローマ時代にクマやライオンと戦った記録も残されています。
13世紀ころから行われていたブルベインティングと呼ばれる雄牛に嚙みつかせる娯楽でも使われていました。
ブルドッグの先祖は、アジアのマスティフと言う犬種が関係していたのではないかと言われています。
その頃のブルドッグは、今と違い足も胴も短くなくて、時代が進むにつれペットとして飼いやすいよう獰猛さより優しさを優先するように改良されていきました。
1568年には、ブルドックと言う名前は定着されており、1835年には残酷な戦いのため闘犬が禁止されました。
1860年に行われたドッグショーでは、今の形に近いブルドッグが登場しました。
現在では、イギリスの国犬とされ古い歴史をもつ犬種とされています。
ブルドッグを飼うにあたって心配な病気
短頭種気道症候群
顔や首の構造上、呼吸がうまくできない事がありその名称を短頭種気道症候群と言います。
気管が潰れる気管虚脱、鼻の穴が狭くなる鼻腔狭窄上、あごの肉が垂れる軟口蓋過長になどにより息遣いが荒くなり、呼吸困難やいびきのような呼吸になってしまいます。
皮膚病
皮膚の敏感なブルドッグが、かかりやすい病気になります。細菌、真菌、ダニなどによって皮膚炎になります。
免疫力低下や外傷などから皮膚バリアの機能が低下し炎症を起こしてしまいます。
湿疹、かゆみ、脱毛などが起こり掻きむしってしまいますので早めに動物病院を受診しましょう。
股関節形成不全
遺伝的な要素が強く、成長期に症状が見られます。関節炎などを引き起こした場合はひどくなり歩けなくなる事もあります。
まとめ
ブルドッグは、見た目と違いたいへん穏やかで愛嬌のある飼いやすい犬種になります。
皮膚などの弱い部分のケや短頭種がもつ特有の病気などの知識をつけて気にかけてあげる必要があります。
運動が苦手なので、散歩の時もゆっくり歩いてくれるので体力がない人にもおすすめです。長時間の散歩はブルドッグの負担になるので回数を分けてあげましょう。
ブルドッグは、肥満になりやすい傾向もあります。肥満は、呼吸器系に悪影響で心臓や足腰にも大きな負担をかけてしまいますので、食事の量をコントロールし適正な体重をキープする事が大切です。信頼できる獣医師の元で定期健診などを行うことで病気の前兆がないかを早期発見できます。
色々な事に気を付けてあげてブルドッグとの一緒の時間を長く楽しく過ごしましょう。
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