コラム
「ボルゾイ」の性格・見た目・寿命などを解説
ボルゾイの性格
性格について
ボルゾイは、物静かで愛情深く友好的な性格です。
争い事などを嫌い、うまく回避するタイプの子が多くベタベタすると言うより飼い主さんに寄り添う事のできる大型犬です。
頭が良く観察力や感受性が高いため繊細な性格をしています。優しく繊細な性格を十分に理解して接してあげる事が大切です。
大型犬は、しっかりとしつける事がポイントとなりますが、大型犬としては家庭でも飼いやすい犬種になります。
ボルゾイの特徴って?
見た目について
顔立ちは細長い優美な流線型で、背が高く暗色なきれいな瞳をしています。
被毛について
絹糸のような細く柔らかな毛質をしていて太いオーバーコートと下に柔らかいアンダーコートのダブルコートになります。
ダブルコートの場合、季節に合わせて被毛の量を調節する換毛期といった時期に抜け毛が多くなります。
春から夏に向けてのは生え変わりと秋から冬に向けて毛が生え変わります。一時的に被毛が薄くなってしまう個体もいます。
毛色について
ホワイト、ブラック、ホワイト&レッド、ホワイト&ブラック、ホワイト&レモン、トライカラー
ブルー、ブラウン(チョコレート)はJKCでは認められていません。
寿命について
平均寿命:9歳~12歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
ボルゾイのルーツ
ボルゾイは、9世紀以上の歴史を持つロシア原産の大型犬で視覚を使い遠くにいる獲物をとらえるサイトハウンドと言うグループに分類されていれています。
野ウサギを追う猟に長けていた高い身体能力を生かして15世紀に入り大型犬として改良され、オオカミを追いかける猟犬としても活躍していました。
過去にはロシアンウルフハウンドとして呼ばれている時代がありましたが、1936年にロシア語で『俊敏』と言う意味のボルゾイという正式名称で世界に知られる事になりました。
一時は絶滅の危機に陥ったボルゾイですが、イギリスやアメリカでの繁殖が成功し絶滅の危機を乗り越え、19世紀末頃からはヨーロッパやアメリカでもその高貴な姿から人気を得るようになりました。
ボルゾイを飼うにあたって心配な病気
胃拡張・胃念転症候群
胃がガスで膨れ、胃のねじれや液体が溜まります。
胃に食べ物が入っている状態で、激しい運動する事により起きやすい病気です。散歩は食後に行わないようにしましょう。
やむを得ず食後の散歩の場合は、食後1時間はあけてから散歩に出かけましょう。
骨肉腫
骨に含まれる組織が、がん化した状態の事です。大型犬や超大型犬に多く現れる悪性の腫瘍になります。
転移速度がとても速度が早く手術を行っても1年以上生きられるのは1割と言われています。
予防法についても確実なものはありませんが、早期発見により進行を食い止め病気の見通しが良い物に導ける可能性はあります。
外耳炎
細菌や真菌(カビ)などの繁殖、耳ダニなどの寄生虫、掻きすぎて傷になり感染症を引き起こしてしまいます。
最悪の場合、聴覚障害を引き起こしてしまう事もあります。
まとめ
ボルゾイは、皇帝や詩人を惹きつけたといわれる程、美しく高貴な姿には目を奪われる人も多いと思われます。
引き締まった筋肉質な体と丈夫な骨格ですが、重量があるわけではなく名前の通り俊敏で飛躍間のある動きを見せてくれるのもボルゾイの特徴とも言えるでしょう。
猟犬だったボルゾイは運動量を多く取ってあげてストレスを溜めないようにしましょう。
またプライドが高く繊細なため、しつけるときは褒めてしつけてあげた方がうまくいきやすいです。
ボルゾイは、夏の暑さは苦手なのでエアコンなどを使い温度調節してあげましょう。
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