コラム
「ダルメシアン」の性格・見た目・寿命などを解説
ダルメシアンの性格
性格について
元気いっぱいで活発的、飼い主さんが大好きですごく甘える性格です。
家族に対してもとても優しいので子供やお年寄りのいる家庭でも飼育できます。
注意する点としては大型犬の為、力が強いので飛びかかってしまわないようにしつけは必要です。
とても陽気で懐っこい振る舞いをしますが、知らない人や犬には人見知りをし、警戒心が強く出てしまうところもあります。
元々は馬車と走る事が仕事だったので体力、持久力があり走る事が好きですので毎日1~2時間くらいの散歩をしてあげることが望まれます。
ダルメシアンの特徴って?
見た目について
引き締まった白色の体に黒色のスポット模様が入っているのが特徴です。
被毛について
ダルメシアンの自毛はシングルコートでお手入れ簡単なスムースコートになります。
春と秋の換毛期、以外は抜け毛が少ないですが、皮膚が弱い犬種なので刺激の少ないラバーブラシなどを使いお手入れしてあげましょう。
シャンプーも月に1回程度してあげるのがベストです。但し、シャンプーのし過ぎは、肌バリアを壊してしまう可能性があります。
毛色について
・ブラック&ホワイト
・レバー&ホワイト
ブラック、ブラウン、レバーが混合されていないのが好ましい。
寿命について
平均寿命:10歳~14歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
ダルメシアンのルーツ
ダルメシアンは、クロアチアのダルマチア地方と言われていますが、正確な先祖は不明となってます。
古代エジプトやギリシャでダルメシアンに似た彫刻や絵が発見されていると言われている事からギリシャ原産と言う説や、クロアチアにあるダルマテチア地方で誕生したのでダルメシアンと言う名前がついたと言う説もあります。
そんな昔から繁殖され続けられたのには理由があり軍用犬、番犬、猟犬、判走犬、サーカス犬など様々な用途に対応できる適応能力を兼ね揃えた素晴らしい犬種と言う事がわかります。
ディズニー映画『101匹わんちゃん』が大ヒットしたことから一躍有名になりアメリカでも人気の高い犬種となりました。
ダルメシアンを飼うにあたって心配な病気
聴覚障害
先天的な聴覚障害でありパイボール遺伝子が原因と言われており動くのを嫌がり、飼い主さんへの依存度がなくなり、臆病になってしまう傾向がみられます。
脳幹聴覚誘発反応検査で検査は行われますがまだ日本ではこの検査ができる施設は限られています。
先天性なものなので治療は難しく、アイコンタクトや手などを使い聴覚を頼らないコミュニケーションを取る必要があります。
尿路結石
尿道に肝臓や膀胱で作られた結石が尿道を塞いでしまいます。
特に男の子に多くみられます。症状が軽い場合は薬による内科治療によって緩和できますが、結石が大きく自然に排出ができない場合は、外科手術で摘出します。
いつでもお水をのめる環境作り、おしっこを我慢させないなどが予防対策とされています。
ダルメシアン・ブロンズ症候群
ダルメシアンの皮膚疾患で、アレルギーやストレス、環境(湿度・温度)などが原因で発症する事が多く、痒み、脱毛、毛の変色、化膿などの症状が見られ頭部・首の下・背中・脇腹などに蕁麻疹が現れます。治療法は抗生物質の投与になりますので、アレルゲンとなる物を早く見つけてあげ対策してあげるのが最大の予防となります。
まとめ
犬では珍しいスポットの柄と美しいボディラインは街中でも独特な美しさは目を魅きます。
黒の水玉模様が特徴的なのですが、産まれた時は真っ白で成長と共に現れます。
運動量も多い犬種なので、運動不足からくるストレスを避けるように日々の運動も怠らないようにしましょう。
明るく陽気なのですが、家族以外には気を許さない性質もあるので社会性をつけるようにしつける事で良いパートナーになってくれる事でしょう。
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