コラム
「シェットランドシープドック 」の性格・見た目・寿命などを解説
シェットランドシープドックの性格
性格について
シェルティは見た目が美しいだけではなく、賢く、性格も穏やかで優しい子が多く飼い主に忠実なので飼いやすい犬種となります。
牧羊犬としての仕事もしていたので運動神経は抜群で活発な一面もあります。
また、日本犬に似たような他人に対しては少し素っ気ない所がありますが、家族に対しては愛情深く甘える姿もみられます。
繊細な一面もあり主人の気持ちや行動を先読みするようなところがあり高い知能を感じさせます。
しつけに関しても飲み込みが早くしっかりとトレーニングする事により色々な事を覚えてくれるでしょう。
シェットランドシープドックの特徴って?
見た目について
長く美しいフサフサの被毛で、体長体高がやや長く筋肉質です。
つぶらな瞳もとても可愛いいです。
被毛について
シェルティは綺麗な長くストレートなオーバーコートと短く柔らかい密生したアンダーコートとのダブルコートになります。
換毛期は抜け毛が多いのと長毛なので毎日のブラッシングはかかせません。
毛色について
・セーブル・・・黒みを帯びた茶、毛先に黒っぽいの色が混じります。
・トライカラー・・・黒とタン、白色の3色
・ブラック&ホワイト・・・黒と白の2色の毛色です。
・ブラック&タン・・・全体が黒でタンが入る。日本では珍しいカラーです。
寿命について
平均寿命:12歳~14歳
シェットランドシープドックのルーツ
シェットランドシープドックは、イギリスのスコットランド北部シェットランド諸島で生まれ飼育されていた事からその地名がつけられました。
シェットランドシープドックは、広大な牧場で牧羊犬として活躍していました。
1800年代後半に講習のために度々この島を訪れていたイギリス海軍が、シェットランドシープドックの子犬を本土へ持ち帰りました。
その後、1909年にイギリスのケンネルクラブに公認された事を機にシェットランド・コリーと呼ばれるようになりましたが、コリーの愛犬家達が反発したため、1914年にシェットランドシープドックへと名前が変更されました。
シェットランドシープドックは『シェルティ』の愛称で人々から親しまれています。
シェットランドシープドックを飼うにあたって心配な病気
コリー眼異常(コリーアイ)
コリー眼異常(CEA)は遺伝性の目の疾患です。
症状は個体差がありますが、軽度であれば無症状な事も多いですが重度となれば失明してしまう可能性もあります。
常染色体劣性(潜性)遺伝が原因になり治療法はありません。
アトピー性皮膚炎
ダニや花粉などを含むアレルゲンが原因で皮膚が赤くなり皮膚の状態が悪化していきます。
掻きむしってしまい出血する可能性もありますので動物病院で診てもらいましょう。
白内障
眼が白濁し視力がなくなってしまう病気になります。
加齢により発症する事が多く白内障を放置してしまうと網膜剥離になる場合があります。
予防薬に関する注意
コリー系の品種にフィラリアの予防薬として使用される『イベルメクチン』を多く投与してしまうと危険とされています。
神経に対する中毒症状がでて運動失調や、昏睡、けいれんなどが起こる場合があります。
通常のフィラリア予防の量は副作用の心配はほとんどないと思われますが、心配な場合は他にも『ミルベマイシンオキシム』『モキシデクチン』の2種類もありますので取り扱いがあるかどうか動物病院に問い合わせしましょう。
まとめ
優雅な見た目も美しい姿のシェルティは魅力のある犬種になります。
とても頭もよく最近はペットだけではなくドッグスポーツの世界でも活躍しています。
元々は牧羊犬の仕事をこなしていた為、運動不足にならないように散歩の時間は多めに取ってあげましょう。
シェルティは賢く、飼い主に忠実なので主従関係をしっかりと教えて愛情を注いであげる事により最高のパートナーになるでしょう。
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