コラム
「キャバリア 」の性格・見た目・寿命などを解説
キャバリアの性格
性格について
賢くて穏やかな性格をしており、とても愛情深く誰に対しても社交的な性格でコミュニケーションを取る事のできる犬種になります。
活発に遊ぶことも大好きで他の犬とも仲良くできる子が多いのでお散歩やドッグランにお出かけして楽しむ事もできます。
キャバリアの特徴って?
見た目について
大きな垂れ耳に澄んだ目で短いマズルが愛らしい小型犬です。
美しい毛並みで手触りの良い飾り毛があるのも特徴的です。
被毛について
アンダーコートとオーバーコートのダブルコートを持つため、換毛期には抜け毛が増えるため日々のブラッシングはかかせません。
シルクのような滑らかな手触りの長い被毛を持っており、緩やかなウェーブがかっている事もあります。
成犬になってからしばらくすると耳や足の飾り毛が生えそろいます。
毛色について
・ブレインハム(白・茶)
白地にチェスナット(栗)のマーキングが入ります。
・ブラックタン(艶のある黒)
両目の上・両頬・耳の裏側・胸・脚・尾の裏側にタンマーキングの模様が入ります。
・ルビー(赤茶色)
全体的に鮮やかな茶色。
・トライ(黒、焦げ茶、白)
白地に黒模様、タンマーキングが入る3色の混合カラーです。
寿命について
平均寿命:9歳~14歳
キャバリアのルーツ
キャバリアの原産国はイギリスになります。
17世紀にイギリス王族に愛されたキャバリアは、交配が進むにつれ、いびきがうるさく病弱になってしまいこの欠点を克服し本来のたくましいキャバリアを復活させる為ブリーディングが行われました。
小型のスパニエルと東洋の鼻ペチャの愛玩犬を交配し短吻のスパニエルが作られるようになりました。
イギリスでは1945年に犬種として登録され、アメリカでは1996年と大変遅くなりました。
1960年代には英国王室でも飼われ人気が広がりました。
キャバリアを飼うにあたって心配な病気
僧帽弁閉鎖不全症
心臓の僧帽弁と言う弁が閉じず、血流が逆流してしまう病気になります。
元気がない、苦しそうな呼吸がみられます。歳を重ねるとなりやすい傾向があります。
短頭種気道症候群
顔や首の構造上、呼吸がうまくできない事がありその名称を短頭種気道症候群と言います。
気管が潰れる気管虚脱、鼻の穴が狭くなる鼻腔狭窄上、あごの肉が垂れる軟口蓋過長になどにより息遣いが荒くなり、呼吸困難やいびきのような呼吸になってしまいます。
脊髄空洞症
脊髄に、脳髄髄液と言う液体が溜まり大きな空間ができる脊髄を内側から圧迫する事により色々な神経症状や全身症状が出る病気になります。
液が溜まった空間ができる場所や大きさにより症状は様々で無症状な事もありますが頸部などの痛み、四肢の麻痺の症状などが現れます。
まとめ
キャバリアは、気品があり穏やかで落ち着きのある性格で飼い主に対して従順な子が多いと言われます。
家族に対して愛情深い性格のキャバリアは、ひとりでのお留守番が苦手なので家に人がいる環境で飼育できる方におすすめです。
キャバリアが発症しやすい僧帽弁閉鎖不全症は早期の発見が大切なので定期的な健康診断を行いましょう。
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