コラム
「ボーダーコリー」の性格・見た目・寿命などを解説
ボーダーコリーの性格
性格について
全犬種のなかでトップクラスの頭の良さを誇り、飼い主さんにもとても忠実です。
しつけなど物覚えもよく、観察力が優れています。
しっかりと信頼関係を構築する事が重要になります。
自ら考えて行動する能力が高い為、曖昧な態度や支持が不明確だと混乱し自分で考えた行動が優先になる事があります。
ボーダーコリーの特徴って?
見た目について
やや大きめの中型犬で体つきはしっかりとしている印象です。
長毛のロングコートと短毛のスムースコートの2タイプがいます。
ボダーコリーはとてもバランスのとれた体格をしていて、走る姿も優美であり目を奪われます。
被毛について
ボーダーコリーは、毛が長いロングコートと運動能力に優れているスムースコートがいます。
2種類のタイプがあり見た目の違い、毛のボリュームが変わります。
ロングコートは直毛で硬く厚い被毛に対して滑らかな被毛で競技用として飼育する人たちの間で人気になっているのがスムースコートになります。
ロングコートは『オーストラリア、ニュージーランド系』スムースコートは『イギリス系』と言われています。
毛色について
毛色が多く色によって印象が変わるボーダーコリーなので自分の好みにあったカラーの子犬を見つけるのも楽しみのですね
ブラック&ホワイト、ブラック&タン&ホワイト、ブルーホワイト、ブルータン、ブルーマール、チョコレート&ホワイト、チョコレートマール、クリーム&ホワイト、ライラック&ホワイト(イザベラ)、レッド&ホイト、レッドホワイト&タン、セーブル&ホワイト、セーブルマール&ホワイト、ホワイト&タン、ホワイト&ブラック、ホワイト&チョコレート、イエロー&ホワイト、トライ
寿命について
平均寿命:約10歳~17歳 中型犬にしては長寿
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
ボーダーコリーのルーツ
ボーダーコリーはイギリス原産の犬種になります。
8世紀後半~11世紀にかけてバイキングがイギリスに持ち込んだトナカイ用の牧羊犬と言われ、その後イギリスの在来犬種と交配を重ねイギリスの羊毛生産を支える役割を果たす犬種となりました。
ボーダとは国の国境の意味で、イングランドとスコットランドの国境付近で活躍したのが由来となっています。
ボーダーコリーを飼うにあたって心配な病気
股関節形成不全
成長する過程で股関節が歪んでしまい脱臼などを起こす病気になります。
生後4か月~1年にかけて、腰を振るように歩いたり、階段の上り下りを嫌がったりします。
コリー眼異常
コリー眼異常(CEA)は遺伝性の目の疾患です。
症状は個体差がありますが、軽度であれば無症状な事も多いですが重度となれば失明してしまう可能性もあります。
常染色体劣性(潜性)遺伝が原因になり治療法はありません。
セロイドリポフスチン(CL病)
全身の細胞や脳神経などセロイドリポフスチンと言う色素が溜まってしまい発症する遺伝性の疾患になります。
1~3歳の頃に発症する事が多いですが、『異常行動』『視覚障害』『痙攣』などの症状が現れます。
遺伝性の疾患になるので予防する事はできず残念ながら治療法はありません。
遺伝性の疾患になるので、犬の親、兄弟、血縁で発症はないかなどを調べる事が重要になり、セロイドリフスチン症が発生する犬が生まれないように繁殖計画を立てる事が一番の予防になります。
予防薬に関する注意
コリー系の品種にフィラリアの予防薬として使用される『イベルメクチン』を多く投与してしまうと危険とされています。
神経に対する中毒症状がでて運動失調や、昏睡、けいれんなどが起こる場合があります。
通常のフィラリア予防の量は副作用の心配はほとんどないと思われますが、心配な場合は他にも『ミルベマイシンオキシム』『モキシデクチン』の2種類もありますので取り扱いがあるかどうか動物病院に問い合わせしましょう。
まとめ
ボーダーコリーは全犬種の中でも素晴らしい知能をもっていて飼い主にとても従順で運動性の活発なドッグスポーツの大会においても優秀な成績を収めている実績を持つ犬種になります。
ボーダーコリーとの関係をしっかりと構築するためにしつけの仕方や特性を把握しておきましょう。
ボーダーコリーは、ロングコートとスムースコートの2種類があり毛色の種類は大変多くたくさんの毛色の中から自分の好みの毛色も選びましょう。
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