コラム
「シェパード」の性格・見た目・寿命などを解説
シェパードの性格
性格について
服従心が強く、活発で大胆不敵な性格を持ち家族や仲間を守る責任感も強く、また子供にも優しい性格でとても優秀な番犬になってくれます。
賢く訓練にも耐える辛抱強さを持ち飲み込みの早い子が多いです。
一方で神経質で頑固なところもあり、知能の高さから誰にでもフレンドリーと言うわけではなく攻撃的で警戒心が強い一面もあるのでしっかりとしつけをしましょう。
しつけが難しい場合などはプロに相談しましょう。
シェパードの特徴って?
見た目について
大型犬で背中から尾にかけてなだらかなカーブで少し下がった腰が特徴的です。
オオカミを思わせる凛々しい顔つきの肢役犬として広く知られています。
毛色によって印象も大きく変わり、勇敢な姿はカッコいいの一言に尽きます。
筋肉質な体つきに落として歩き、成犬になると耳もピンッと立ち凛々しい姿になります。
被毛について
被毛はダブルコートの短毛になります。
外からの刺激や寒さなどには、強いのですが夏の暑い時期などには熱中症などには気をつけなければなりません。
換毛期の時期になると日々大量の抜け毛に驚く飼い主さんが多くいますが、日々のブラッシングはかかさず行うことが重要になります。
毛色について
・ブラック&タン
・ブラック(単色)
・グレー(ウルフカラー)…茶色と黒がまだらに混ざった色でグレーっぽく見えることもあります。
・ホワイト…白色。ホワイトシェパードと呼ばれています。
ホワイト以外の毛色は鼻を中心に黒く、ブラックマスクと呼ばれます。
寿命について
平均寿命:約12歳~14歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
シェパードのルーツ
ドイツの牧羊犬が先祖と言われ19世紀後半~20世紀初頭と比較的に歴史の浅い犬種になります。
ドイツでは、得意とする作業は犬によってバラバラで用途に応じた様々な牧羊犬がいました。
マックス・フォン・シュテファニッツは、多様な作業が出来る優れた能力の犬種を確立しようとブリーディングに取り組みました。
ドイツの農家で飼われていたオールド・シェパード・ドッグを基本の犬として改良していきました。
1899年最初のスタンダードが誕生したのがジャーマン・シェパード・ドッグになります。
日本に初めて入ってきたのが第二次世界前となり、軍用犬として従事していました。
シェパードは訓練が必要な犬になりますのでこの時代から訓練所が盛んになったそうです。
現在では高い能力持ち警察犬や麻薬探知犬はもとより災害救助犬など幅広い場所で大活躍しています。
シェパードを飼うにあたって心配な病気
イベルメクチン中毒
MDR1遺伝子に変異がある事を指します。
特定の薬物使用により、痙攣、盲目、運動失調、昏睡などの中毒症状です。
よく発症する犬種でコリー系によく見られ次いでシェパードです
予防法はありませんので早期発見してあげるのが最も重要となります。
ヴォン・ヴィレブランド(フォン・ヴィレブランド)病
血が止まりにくくなる遺伝性血液疾患。
免疫や体のあらゆる部分に出血傾向がみられ血が止まらない、止血異常がおこります。
遺伝子検査などを行い計画的な繁殖をする事が唯一の予防方法になります。
股関節形成不全
モンローウォークと言うクネクネするような特徴的な歩き方や、うさぎ飛び走行と言う後肢を同時に蹴り出す歩き方をします。また重度になると痛みを生じます。
うさぎ飛び走行は、股関節の動きを減少させ負担を半減させ痛みを少なくしていると考えられます。
遺伝性が7と強いですが、残りの3は適正体重を維持しながら太らせないということが大切です。
また適正な運動で股関節を支える筋肉を強化する事も必要になります。
まとめ
ジャーマンシェパードは、冷静さと賢さをもったすぱらしい犬種ですね。
さまざまな分野で活躍するシェパードを一度は飼ってみたいと思う人も多いと思いますが、シェパードをお迎えする際は、広いスペースを用意したり、訓練の知識をつけておきましょう。
自信を持ってしつけないと主従関係が崩れてしまい、犬が指示を聞かなくなりコントロール出来なくなってしまいます。子犬の頃から繰り返し訓練する事で信頼関係を築き最高のパートナーになれる事でしょう。
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