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コラム

「ビーグル」の性格・見た目・寿命などを解説

ビーグルの性格

性格について

性格は好奇心旺盛でやんちゃな性格です。
遊び好きで、賢く従順なため家族以外の人や犬とも仲良く接することができます。
また、独りぼっちが苦手なことと、猟犬であった為か鳴き声が大きく吠え癖がつきやすい犬種です。
子犬の頃より根気強くしつけを行いましょう。
ビーグルは、好奇心が旺盛なので字「冒険家」な一面があります。ぜひ外に連れて行き刺激を与えてあげましょう。

ビーグルの特徴って?

見た目について

ビーグルは、基本的に中型犬に分類されます。
大きく垂れ下がった耳に愛嬌のある顔とそそり立つ尾が特徴的です。
その特徴を生かした有名なキャラクター「スヌーピー」はビーグルをモデルとして作られたとして有名です。
鋭い臭覚で獲物を追った猟犬であったため、小柄ながらもしっかりとした筋肉質の体の持ち主です。


  • ♂体高:33cm~40cm 体重:8kg~14kg
  • ♀体高:33cm~40cm 体重:8kg~14kg
  • 被毛について

    硬く短い被毛に覆われています。
    ダブルコートの為オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2重構造になっています。
    その為、換毛期以外にも抜け毛が多いです。
    ビーグルは、ダブルコートのため、こまめなブラッシングが必要です。
    また、ブラッシングでは取り切れない抜け毛や汚れは皮膚疾患の原因になります。
    取り除くために月に1~2回はシャンプーをしてあげましょう。

    毛色について

    ビーグルの被毛の色は、「ハウンドカラー(トライカラー)」「レッド&ホワイト」「レモン&ホワイト」の3種があります。
    「ハウンドカラー(トライカラー)」は「白」「茶」「黒」からなっており、一番スタンダードな毛色で猟犬(ハウンド)に多くみられる色です。
    「レッド&ホワイト」は「赤みのある茶色」と「白」からなっています。柔らかく優しい色味です。
    「レモン&ホワイト」は「明るい茶色」「白」からなるカラーです。レモン色というよりはレッド&ホワイトの茶色よりも薄く明るい色です。
    ビーグルは個体差があり、毛色は成長によって変化します。
    ちなみに、スヌーピーのように「白」の被毛に耳と背中の模様が「黒」のカラーの個体は存在しません。

    寿命について

    ビーグルは、他の中型犬の犬種と比べ比較的に長生きしやすいです。

    平均寿命:12歳~18歳

    ギネス記録は28歳!
    見習って愛犬と長く一緒に過ごしたいですね!

    ビーグルのルーツ

    ビーグルの祖先は、15世紀頃イギリスでウサギ狩りで活躍していたハウンド犬だといわれており、その記録は紀元前400年頃ギリシャで書かれた書物にも記されています。
    名前の由来は、歌うように鳴くことから古フランス語の「開いた喉(begueule)」という説やフランス語の「小さい(beag)」がなまった説などがあります。
    また、現在飼われているビーグルの原型は、1800年代中頃にパーソン・ハニーウッドという人物によりウサギ狩りに使われていたノースカントリービーグル」だと言われています。
    ビーグルの猟は集団で行われ、お互い鳴き声で獲物の居場所を教えあい豊富な体力で獲物が疲れるまで追い詰めるスタイルでした。その為、馬に乗らずとも猟ができることから猟師たちに好まれていました。
    また集団で鳴き合う姿から「草原の声楽隊」や「シンキング・ビーグル」と呼ばれていたそうです。
    ハウンド系では最小サイズで、その小さい体と鋭い臭覚を駆使し大型犬では入り込めないスペースまでウサギや小動物を追い詰めることに長けた犬種でした。
    ビーグルは地域により容姿やサイズが異なります。
    16世紀後半にはイギリス王家にて小型犬サイズのビーグルが飼われており彼らは「ポケットビーグル」と呼ばれていました。そのサイズは馬の鞍につるす袋に入るサイズです。
    しかし、小型犬サイズのビーグルは猟犬としての需要がなくなり減少傾向にありました。
    その後のビクトリア朝には復活兆しがあったものの、悪質なブリーディングにより評判が落ちたりビーグルとして認められなくなったことが要因となり数が減りました。
    また、20世紀初頭まではイギリス北部ではワイヤーヘアと呼ばれる硬く長い被毛をもつ「ワイヤーヘアード・ビーグル」もみられました。
    狩猟のブームが去り、小さなポケットビーグルとワイヤーヘアーのビーグルは20世紀中ごろを前に姿を消しました。
    現在の中型サイズのビーグルは、農夫たちのウサギ狩りで活躍していたビーグルになります。
    アメリカにおいては、南北戦争が終わったころにイギリスより頻繁に輸入されるようになりました。
    1800年代にはドッグショーで人気を得て、それ以降人気の犬種として愛され続けています。

    ビーグルを飼うにあたって心配な病気

    椎間板ヘルニア

    腰や首に負担がかかることで脊椎の中の椎間板が損傷し、椎間板の髄核が飛び出すことにより激しい痛みが生じる病気です。
    胴長短足の体型の為負担が腰にかかりやすく、椎間板ヘルニアになりやすいです。
    ビーグルにも多く発症する病気で、特にシニア犬になるにつれ注意が必要になります。
    発症すると、ふらついて歩行困難になったり、排泄障害、最悪の場合は麻痺をおこし死に至る場合もあります。
    一度かかると長期の治療が必要となる為、腰への負担を和らげるためフローリングに滑り止めシートやカーペットを敷いたり、過度な運動や肥満に注意しましょう。

    皮膚病

    ダブルコートで被毛の多い犬種に発症しやすい病気です。
    蒸れやすく細菌が繁殖しやすく、きちんとお手入れができていないと汚れがたまりやすく皮膚病になりやすい傾向
    にあります。
    頻繁にかきむしったり、脱毛していると発症している可能性があるので病院で診てもらいましょう。一般的な要因は、常在菌が増殖したりすることが要因とされていますが、ノミやダニ、埃等が原因で起きる「アトピー性皮膚炎」などもあります。
    また、ビーグルのような大きな耳が垂れ下がっている犬種は耳の内部で雑菌や寄生虫が要因で発症する「中耳炎」にも注意してあげましょう。
    環境の要因が大きいので、愛犬へのお手入れや愛犬が生活するスペースを清潔に保ってあげることが大切です。

    緑内障

    眼球の中の房水という液体が多くなり眼圧が上昇することにより痛みや視覚障害を引き起こす病気です。
    発症原因としては遺伝性のものと炎症や白内障などの他疾患からの二次性があります。
    特徴としては発症前に比べ眼球が大きくなったり、白目に血管が浮き上がったり、涙目になったり、目を閉じ気味にしたり搔くしぐさを行うなどです。また、視力の低下より物にぶつかったりすることも見受けられます。いずれの場合も完治することは難しく生涯治療が必要となりますが、早期発見により進行を抑えることが可能です。

    甲状腺機能低下症

    甲状腺の異常により、甲状腺ホルモンの分泌が少なることによって発症します。
    甲状腺ホルモンは代謝をよくするホルモンです。
    この分泌が少なくなると太りやすくなったり、元気がなくなったり、体温の低下、脱毛の症状がみられます。
    放置すると病気にかかりやすくなったり、ショック状態に陥り命を落とす可能性もあります。
    非常に気付きにくい病気ではありますが、愛犬を日頃より観察し異常があればすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。

    まとめ

    ビーグルは、集団で狩りをしていた犬種のため、とてもさみしがり屋でひとりでのお留守番が苦手といわれています。
    子犬の頃からお留守番に慣れさせるか自宅に誰かいる環境が適しています。
    また、食いしん坊な一面もあり肥満にもなりやすいことやストレスがたまることで無駄吠えしないよう散歩の時間をしっかりとりましょう。

    • 犬種